マリーニ、MotoGP初表彰台に喜び「リンスは捕まえられなかったけど、素晴らしい週末だった!」
ルカ・マリーニは、MotoGPアメリカズGPで初表彰台となる2位を獲得。彼は勝利を目指したものの、優勝したアレックス・リンスを捕まえるのは不可能だったと振り返っている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第3戦アメリカズGPで、VR46のルカ・マリーニは2位表彰台を確保した。彼は初表彰台に喜びを見せつつ、先頭を走っていたアレックス・リンス(LCRホンダ)を捕まえることは不可能だったっと振り返った。
マリーニは第2戦アルゼンチンGPのスプリントレースで3位となるなど、2023年シーズンを好調な形でスタートさせていた。決勝レースでの表彰台も近いと思われていたが、その機会はすぐに訪れた。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行なわれたアメリカズGP決勝で、マリーニは予選3番手とフロントロウを確保。レースは序盤こそポジションを5番手に下げていたが、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)やジャック・ミラー(KTM)の転倒も助けになり表彰台圏内に入ることができた。
レース中盤にかけてマリーニはファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とのバトルを展開。ストレートスピードを活かしてクアルタラロを処理して2番手に浮上した後は、単独走行で前を追いかける形となった。
ただ先頭を走るリンスとの差は大きく、そのままの位置でフィニッシュ。2位でMotoGPクラス初表彰台となった。
レース後、マリーニはバイクがレースウィークの始まりから素晴らしかったと語っており、スプリントレースでも速さがあったため落ち着いて走ることができたと振り返った。
「素晴らしい週末になったよ。バイクはプラクティスから素晴らしくて、COTAのラップ全てを楽しむことができた」
「スプリントレースではブレーキングでミスを犯してしまったけど、かなり力強いペースがあることは分かっていたから今日は落ち着いて走ることに集中できた」
「序盤のロスが大きすぎたと思う。でも今日のアレックスは捕まえられなかったというのが本当のところだ。トライはしたよ。彼がいくつかミスを犯したのを見て、勝利を夢見始めていたからね。でも彼はここで凄く速いし強いし、勝利に値すると思う」
なおアメリカズGPでリンスに敗れて2位というのは、彼にとって因縁を感じさせるレースと言える。マリーニの兄であるバレンティーノ・ロッシが2019年アメリカズGPで優勝を争いながらも、当時スズキ所属のリンスに敗れて2位に終わってしまっているからだ。
そして、マリーニは兄の“リベンジ”について「一瞬考えが巡った」と語っている。
「ターン1でそのレースのことを思い出した瞬間があった。一瞬もしかすると家族の“リベンジ”ができるかもしれないと思ったけど、アレックスは凄く強かった。また次の機会にやってみることにするよ」
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