マルク・マルケス、完全復活はまだ遠い? 怪我の状態は「思ったより良くない」
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、MotoGP第10戦スティリアGPの初日、身体的なコンディションが予想以上に悪かったと認めた。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、昨年のMotoGP第2戦スペインGPで転倒し右上腕骨を骨折。3度の出術を経て今年4月の第3戦ポルトガルGPで復帰を果たした。しかし今も怪我の影響が尾を引いており、古傷である右肩の状態も悪化。理想的なライディングスタイルをとれないまま、レースを続けていた。
ただ、MotoGPは第9戦オランダGPの後、1ヵ月以上のサマーブレイクに突入した。マルケスはこの期間を怪我の回復に努めた。スティリアGPの木曜日には、休暇中にオートバイにたくさん乗るなど、トレーニングが”通常”に戻ったと明かし、オランダGPよりも身体的なコンディションは良くなったと語っていた。
そんなマルケスだったが、金曜フリー走行で6番手、FP3までの総合タイムでは7番手。彼はもう少しコンディションが良くなっているはずだったと話した。
「サマーブレイクは肉体的にも精神的にも良い数週間だった」
「しかし正直なところ、改善のステップはもっと大きいと思っていた。FP1で走った時からすでに違和感を感じていて、怪我の状態を改善するためにはMotoGPバイクに乗らなければならないということを実感している」
「フラットトラックやモトクロスをやったり、ジムに何千回も通っても、レースバイクに乗るまでは動きを正確にシミュレートすることはできない。実際、オランダGPの時の方が状態が良かった筋肉もある」
マルケスは、それでも走行を重ねるごとに状態は良くなっていったと話し、今後も我慢して走行を続けていく必要があると語った。
「期待通りの状態ではなかったことは、予想外だったし僕にとって打撃だったけど、我慢して走り続けなくてはいけない」
「そうした状況にも関わらず、僕は遅くなかった。僕が求めているレベルではなかったけど、許容範囲内のレベルではあった。常により多くを求め、完璧を求めてしまうんだ」
「何が起きているのかを理解するためには、作業を続けなければならない。FP1では最初とても悪い感じがしたけど、その後はどんどん良くなっていったので、これはポジティブなポイントだと思いたい」
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