カタールGPのグリッドが汚れすぎて危険? マルケス&ビニャーレス「掃除しようよ」と主張
レプソル・ホンダのマルク・マルケスはMotoGPカタールGPのスターティンググリッドの汚れが危険に繋がっていると主張し、清掃することを要望した。
MotoGP第19戦カタールGPが11月17日から開幕した。珍しく開幕戦以外での開催となっている今年のレースだが、ライダーからは危険性を考慮してスターティンググリッドの汚れを綺麗に掃除する要望が出ている。
施設改修などに伴い、今年のカタールGPは例年の開幕戦ではなく、シーズン終盤の開催となった。今回は2004年のサーキット開設以来、初めての路面再舗装も行なわれている。
新しくなった舗装に対してライダーからは概ね好評な評価が付けられている。実際、FP1こそ砂漠近郊にあることから路面が汚れておりタイムもかなり遅いものだったが、プラクティスでは、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が黄旗違反で後に抹消されるまではレコードを更新するタイムも記録していた。
ただそんな新しくなった路面でも、全てにおいて問題が無いわけではない。問題となっているのはスターティンググリッドの汚れで、スタート練習時にスピンさせたりマシンの挙動を崩すライダーが出ていた。
マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)はグリッドの汚れに苦言を呈しているライダーのひとりで、このまま清掃がされないままレースを迎えれば、事故が起こる可能性があると懸念を口にした。
「これはちょっと危険なんだ。特にMotoGPクラスにとってはね」
マルケスはグリッドの汚れについてそう語った。
「メインストレートを掃除してくれたら、良いことだろう。問題はフロントロウの誰かがクラッチを繋いで大きなスピンを喫してしまった時、たくさんのバイクを邪魔してしまうし、スピード差も大きなものになってしまう」
「だから、できるなら綺麗にする必要がある。そうしないと、レースでもスピンしてしまうライダーが出てくるかもしれない」
ビニャーレスもマルケスと同様の意見を持っており、セーフティコミッションで議題に取り上げるつもりだと語った。
「掃除すべきだと思うよ。じゃないと皆バーンアウトしてしまう」
「とても危険なんだ。当然バーンアウトだって起きてくる。だから僕としてはセーフティコミッションで、スタートラインを掃除するようにしっかりと働きかけるつもりだ。そうしないと周りで(バーンアウトによる)煙があがって危険だからね」
なおその他の問題としては、新しい舗装ではフロントタイヤにグレイニングが発生しているという報告がでていた。しかしマルケスはこの点についてはルサイルでは通常のことであり、週末を通じて路面にラバーが載ってくれば改善されるだろうと指摘している。
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