マルケス、”対ドゥカティ”戦略決行。序盤のスパートで難敵を揺さぶり

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マルケス、”対ドゥカティ”戦略決行。序盤のスパートで難敵を揺さぶり
執筆:
2018/08/13 3:32

マルケスは、オーストリアGP決勝でドゥカティ勢を分裂させるために、序盤にスパートをかける作戦に変更したと明かした。

 オーストリアGPを2位でフィニッシュしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、優勝争いのライバルであるドゥカティの2台を1台にふるい落すため、レース序盤にペースを上げる作戦を採ったと語った。

 ポールポジションからスタートしたマルケスだったが、決勝スタート直後からフロントロウに並んだドゥカティ・ワークス勢から激しい攻撃を受けた。アンドレア・ドヴィツィオーゾがホールショットを奪い、3コーナーでマルケスとあわや接触。この隙にホルヘ・ロレンソがトップに浮上するなど、2対1の様相となった。

 しかしマルケスは4周目になんとかトップを取り戻すとペースをあげ、一時は1秒以上のリードを築いた。

 マルケスは最終的にロレンソに捕らえられ、0.13秒差の2位となったが、ドヴィツィオーゾはこの戦いに加わることができず、ふたりから1.5秒ほど離れた3位でフィニッシュした。

 今回のレース戦略について、マルケスは次のように語った。

「戦略を変更して、最初からプッシュしようとした。目標は、レース終盤の相手をドゥカティ1台に絞ることだったんだ。僕たちにとって、ドゥカティとの戦いはいつも難しいものだからね」

「僕たちは、ドゥカティと1対1のバトルをするという目標を達成したんだ」

 優勝を争うライバルを1台に絞ることができれば、たとえ優勝することができなくても、マルケスが失うのは5ポイントのみだ。しかしもし、チェコGPの時のように2台のドゥカティと争い、3位でゴールすることになれば、レースウイナーとの獲得ポイント差は9ポイントとなる。

 オーストリアGPを終えて、マルケスはランキング2位のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)との差をさらに10ポイント広げ、59ポイントのリードとなった。ランキング3位に浮上したロレンソとは71ポイント差と、大差を築いている。

「ブルノでは感触が良くなかったし、彼ら(ドゥカティのドヴィツィオーゾとロレンソ)の後ろだった」とマルケスは振り返った。

「ここではいい感触だったし、僕は保守的じゃなかった。最終的にドゥカティと1対1に持ち込むのが僕の計画だった。ポイントを失ったとしても、5ポイントだけだ。それが9ポイントになるかもしれないのとは違う」

「だから僕は積極的にプッシュしていった。それがリヤにハードタイヤを選択した理由だ。良い戦略だった」

「期待していた通り、ドゥカティが1台残った。僕はそれがホルヘじゃなくてドヴィだと予想していた」

「僕たちは戦って、僕が負けた。でも、僕はチャンピオンシップのリードを広げることができた」

 最終ラップでのロレンソとのバトルについてマルケスは、ほとんどクラッシュするところだったと話した。

「僕はすぐに『トライする必要がある。僕は”マルク”なんだ。トライしなきゃ』と思った。でも、彼はどのストレートでも僕をオーバーテイクすることができて、並ばれてしまったらディフェンスするのがとても難しかった」

「それでも、僕は最終ラップでレースをリードしようとした。メインストレートでは僕が前で、彼が僕をオーバーテイクした。3コーナーで仕掛けようとしたけど、タイヤのコントロールを2本とも失ってしまい、ほとんどクラッシュするところだった」

「彼が僕をアウト側からオーバーテイクしていった。彼の方がスピードをキャリーしていたからね。もし彼がそこで僕を抜かなくても、8コーナーから9コーナーのところで彼が前に出ていただろう」

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シリーズ MotoGP
イベント オーストリアGP
サブイベント Sunday race
ドライバー マルク マルケス 発売中
チーム Repsol Honda Team
執筆者 Valentin Khorounzhiy