マルク・マルケス、遂に“バイク乗車許可”降りる。開幕戦復帰は可能なのか!?
昨年夏に右腕を骨折しその治療が続いていたマルク・マルケス。レプソル・ホンダは3月12日になり彼が医師から再びバイクへ乗る許可を与えられたことを明かした。

2020年のMotoGP第2戦スペインGPで右腕骨折の怪我を負ったレプソル・ホンダのマルク・マルケス。彼は計3度の手術が必要となり、2021年もその回復に向けた取り組みが続いていたが、3月12日になりチームは再びバイクに乗る許可が出たことを明かした。
マルケスは昨年12月、3度目の手術を受けた。偽関節症を起こしていたため、自家骨移植による治療が必要とされたが、治癒には6ヵ月必要という観測もあり、開幕戦への出場は厳しいという見方が出ていた。
2月に行なわれたレプソル・ホンダのチーム体制発表会で、マルケスは開幕戦での復帰に対する希望は捨てていないことを明かしていた。ただ3月上旬に始まるプレシーズンテストには参加はできなかった。
しかしマルケスの名前は開幕戦カタールGPの暫定エントリーリストに記載されている。
そして12日、チームはマルケスが医師の診断により再びバイクに乗る許可が与えられたことを発表。開幕戦出場の可能性が出てきたとも考えられるが、残る期間は約2週間であり、彼が実際に開幕戦のグリッドに並ぶかどうかは定かではない。
なお3月上旬にホンダが公開したビデオ映像では、マルケスが回復状況について次のように語っていた。
「感覚はとても良いよ」
「最近になって筋力トレーニングを始めたんだけど、進歩はとても早い」
「左腕と右腕の差異はどんどん小さくなっているし、心肺機能の準備は整っている」
「医師から開放されるのを待っているし、バイクに乗るために筋肉的にいい感じになるのを待っているんだ」
「その瞬間はだんだんと近づいてきているように感じているよ」
なおマルケスはまずは小型バイクからトレーニングを再開していくと語っている。
「僕がやろうとしているのはいきなりMotoGPバイクに乗ることじゃない」
「フィーリングがどうなのかを確かめるために小さいバイクから始めるつもりだ。上手くいったなら次はもっと大きなバイク、CBR1000のようなバイクでより大きなサーキットを走って、時速300キロの感覚を再び感じていくつもりだ」
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