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アレックス・マルケス、大クラッシュ負傷からわずか1ヵ月で復帰へ。チェコGPへ向け渡航

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マルケス、タイヤ内圧の問題跳ね除けるスプリント完勝「テクノロジーを信頼したんだ!」

MotoGPチェコGPのスプリントを制したマルク・マルケスが、フロントタイヤの内圧コントロールのため、ポジションを下げた背景について説明した。

Marc Marquez, Ducati Team

Marc Márquez, Ducati Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 ドゥカティのマルク・マルケスは、MotoGPのチェコGPスプリントで優勝。途中フロントタイヤの内圧を調整するため、あえてポジションを下げるシーンもあったが、難なく勝ってみせた。

 マルケスは2番グリッドから10周のスプリントレースをスタートしたが、1周目にすぐさまポールシッターのチームメイト、フランチェスコ・バニャイヤをオーバーテイクした。

 徐々にマルケスから離されたバニャイヤは、残り6周のところでポジションダウン。後方を何度も確認しながらあえて速度を落とした様子だったため、フロントタイヤの内圧を調整しようとしているのだと予想された。

 MotoGPでは、フロントタイヤの最低内圧が定められており、スプリントでは最低30%、決勝レースでは最低50%以上は、最低内圧を上回った状態で走行する必要がある。これに違反するとペナルティを受けてしまうため、他のマシンの後ろを走ることでフロントタイヤの内圧を上げようとしたのだ。

 マルケスはプッシュして内圧を上げようとしたものの、それではペナルティを避けられないと考え、残り5周でバニャイヤと同様に首位を明け渡すことを決断した。

 マルケスが代わって首位に立ったペドロ・アコスタ(KTM)のすぐ後ろ、2番手をキープしたのに対し、バニャイヤは2番手から一気に5番手まで後退。さらに後続のマシンにも抜かれてしまった。

 ペナルティの懸念が無くなったと判断したマルケスは、残り1周半のところでアコスタを躊躇なく抜き去り、勝利を手にした。

Marc Márquez, Ducati Team

Marc Márquez, Ducati Team

Foto de: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images

 フィニッシュ後、スチュワードはマルケスのタイヤ内圧違反を調査中だと発表したが、結果的にお咎めなし。マルケスもペナルティが出ないことを確信していたようだ。

「ああ、僕たちは成し遂げた。だから笑っているんだ」

 そうマルケスはレース後に語った。

「限界までプッシュした。最初は快適だったけど、内圧が十分ではないことに気づいた。ブレーキングでプッシュしてみたけど、リスクが高すぎた。アコスタのすぐ後ろに張り付いて、レンジに入ったと確認した瞬間、最後の2周で再びプッシュしたんだ」

「テクノロジーを信頼したんだ。僕たちのバイクのディスプレイには、(内圧を)基準内に収めるための残り周回数を示すインジケーターがある。ここでは、3周(レースの30%)を完了するだけで良かった。0が表示された瞬間、アコスタに攻撃を仕掛けた」

「(いつもとは)異なるレースだったが、十分なスピードがあったから、対応することができた」

 マルケスにとって、こうした戦法を取るのは初めてではなかった。今季開幕戦タイGPの決勝では、弟のアレックス・マルケス(グレシーニ)に先頭を譲り、内圧をコントロール。抜き返して優勝を飾った。

 そんなタイでの経験を踏まえ、マルケスはアコスタに抜かれる前に手を打ったのだ。

「最初はフロントタイヤをプッシュすることなく、とてもスムーズに走っていたが、その後タイヤの内圧が上がっていないことに気づいた。他のライダーを待つ前に速いラップ(1分53秒243)をマークしたが、それでも十分ではなかったので、待つしか選択肢がなかった」

 決勝レースに向けては、内圧の問題を修正したドゥカティが支配すると見られるが、マルケスはより厳しいレースになると予想している。

「結論としては良いよ。だけど明日はもう少し僅差になるだろう。今日は金曜日のような日だったからね。雨がみんなを苦しめたけど、僕には少し有利だった」

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