マルケス、怪我の影響で”再休養”も検討していたと明かす……「肩にも痛みが出てしまっている」
マルク・マルケスは、MotoGP第4戦スペインGP後に再び休養することを検討したものの、レースを続けるのが最善だという医師のアドバイスに従ったと明かした。
MotoGPで6度チャンピオンに輝いたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)だが、昨年の第2戦スペインGPで転倒し、右上腕を骨折してしまった。その回復が遅れ、結果としてシーズン全休となってしまったマルケスは、9ヵ月の休養を経て先月の第3戦ポルトガルGPで復帰を果たした。
マルケスはポルトガルGPでは7位、第4戦スペインGPでは9位を獲得。レース途中で雨が降り出した第5戦フランスGPでは、バイクを乗り換えた後に首位を走行したものの、2度転倒してリタイアに終わってしまった。
マルケスは、以前怪我をした右肩に痛みを感じており、ホンダ本来のポジションを走ることができていないとコメントしている。
そして今週末にムジェロで開催される第6戦イタリアGPを前に、彼はコースの性質上「最高の週末にはならないだろう」と予想。さらに、スペインGP後には肩の痛みのため、参戦を再休止しようか検討していたことを明かした。
レース復帰が早すぎたのではないかという質問に対し、マルケスは「いや実際に話し合ったし、例えばヘレスの後に再びレースを中断する可能性もあった」と答えた。
「僕たちは検討を重ねたし、医師たちとも色々なことを話し合った。しかし最終的には医師たちも、僕の生活にMotoGPバイクのライディングを採り入れた方が良いと言っていた。色々なバイクに乗ることはできるけど、最終的にはレース用のバイクに乗らないと良くならないからね」
「上腕骨は肩とつながっている。肩は過去に手術をしていて、100%ではなかったかもしれないけど、2020年のヘレスではうまく機能していた」
「今は、上腕骨はプッシュする準備ができている。でも大きな怪我の後にもう一歩踏み込んだことをすると、小さなことが起きるんだ。肩の状態が本当に悪いというわけではない」
「つまり肩が適切な形で機能していないということだ。なぜ週末になると痛みが増すのか、家でいつも痛みがあるのかを理解しようとしているんだ」
「でも医師は、上腕骨を骨折した後は肩や肘に影響が出るのは普通だと言っているし、ライディング中に肩から来る痛みが気になることが多いのは確かだ」
マルケスはイタリアGPに向けて、600ccのスーパースポーツバイクに乗ってトレーニングを重ね、自らのライディングポジションへの理解を深めようとしたものの、肩の痛みのために通常の体勢では走れないことが分かったという。
「MotoGPバイクでの自分の状況やライディングポジションを把握するために、バイクに乗っていたけど、うまく乗れていないし良いポジションでもなかった」
「どんな姿勢がベストなのかを理解するためにそういうバイクを選んだんだけど、すぐに良いポジションで乗ることはできないと分かった。肩の痛みが激しくなるんだ」
「だから今後のことを理解するためにも、家でもサーキットでも、あらゆることをチェックしている」
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