「体中が痛い」マルケス、クラッシュで“息ができなかった”と明かす
MotoGP第15戦タイGPのFP1でクラッシュを喫したマルク・マルケス。彼はクラッシュ後数秒の間、息をすることもできなかったようだ。
Marc Marquez, Repsol Honda Team, crashes
motosport.com
タイのチャーン・インターナショナル・サーキットで行われているMotoGP第15戦タイGP。その初日フリー走行1回目において、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がハイサイドを喫し、大きく身体が投げ出されるクラッシュを喫してしまった。
マルケスはクラッシュ後、ランオフエリアでうずくまったものの、なんとか自力で立ち上がった。足を引きずりつつ、マーシャルの助けを借りてコース外へ出たマルケスは、最終的に検査のため病院へと向かった。
幸いにも検査で負傷は発見されず、マルケスはFP2に参加。コースインしてから3周目で自己ベストタイムを記録し、最終的には総合6番手タイムをマークした。
だがマルケスは体中が痛いと語っており、クラッシュ直後は数秒にわたって息ができなかったほどだったという。
「5秒間くらい息ができなかったんだ」と、マルケスはクラッシュの瞬間を振り返った。
「そういった理由で僕はグラベルの上でうずくまっていた。たった5秒間だったけど、僕にとっては20秒のように長く感じられたよ」
「衝撃は大きかったけど、少しずつ良くなっていった。それでメディカルセンターに着いたときには、もう大丈夫だったんだ」
「ドクターがあの状況で最善の方法で対処しようとしてくれたことを、完全に理解しているよ。彼らは全ての事について、より深く調べる必要があると判断して、僕らは病院へ向かった。でもいちばん大事なことは、僕が大丈夫だったことだ」
「そこらじゅうが痛いよ。でもクラッシュした後に息ができなかったのが最も大きな問題だったと思う」
クラッシュした際の動きについて、マルケスはターン7で完全にスロットルを閉じていたと説明した。
「僕は普通の周よりもかなり遅く走っていた。アウトラップだったからね」
「新品タイヤをつけていて、恐らくトラックも普段よりも十分に綺麗なわけではなかっただろう」
「最も大きな違いは、通常ならコーナーでスロットルを完全に閉めないというところだ。(クラッシュした周では)僕は完全にスロットルを閉めていたけど、それはボックスから出て、プッシュしていなかったからだ」
「スロットルを閉めた時、エンジンブレーキが効いて、それでリヤがロックしてしまった」
「これは機械的な問題じゃない。僕がゆっくり走っていて、ミスを犯したせいだ」
「ただこうしたライディングの変化よりも、タイヤが準備できていなかったか、汚れた場所にタイヤを落としてしまったのが原因かもしれない。そこを理解するのは難しい」
マルケスはそう語った。そしてジャック・ミラー(プラマック)によると、特にターン7は簡単にクラッシュしてしまうコーナーだったという。
「(ターン7で転倒するのは)とても簡単だ」と、ミラーは語った。
「新品タイヤであそこを通る時には、かなり注意する必要がある。あの右コーナーは難しい上に、タイヤの右側はかなり硬いからね。彼はそれに引っかかったんだろう」
「ターン7を通る時はまるでウエットコンディションのようだった。バイクを揺らさないようにスロットルはほんの少しだけ開けた状態をキープするんだ」
「滑りやすいのは良い事とは言えない。今朝(FP1)のアウトラップでも、(テック3・KTM/ミゲル)オリベイラがそこでクラッシュするのを見ただろう?」
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