最後の優勝から1000日以上……マルク・マルケス、勝利への不安は「もう消えた」
グレシーニのマルク・マルケスは、MotoGPオーストリアGPを前に、これほど長い間勝利から遠ざかっていたことで、もはや不安は感じていないと語った。
Marc Márquez, Gresini Racing
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
マルク・マルケス(グレシーニ)は、長く勝利から遠ざかっていることについて、もはや不安に感じていないという。
マルケスが最後に勝利したのは、2021年10月にミサノで開催されたエミリア・ロマーニャGP。当時の彼はホンダのマシンに跨っていた。今週末のオーストリアGP決勝では、それ以来1029日ぶりの勝利を目指すことになる。
世界選手権で85勝(MotoGP最高峰クラスでは59勝)を挙げているライダーにとって、この現状は「二度と勝てないのではないか」という不安を感じることになっていてもおかしくないだろう。
オーストリアGPの走行開始を前にマルケスは、「1000日を過ぎれば、不安は消えるんだ」とジョークを飛ばした。
「僕はもうそういうジョークを言ってきたし、もう不安を感じることはないよ」
「今年はエミリア・ロマーニャGPがあるのは良いことかな? ミサノでの2レースがどうなるか見てみよう」
「実際のところ、シーズン序盤戦のほうが今よりも勝利に近づいていた。でもまだシーズンは半分あるんだ。多くの瞬間があるだろうし、精神的にはまだ中間時点にいるとは思えない。多くのことを学んだし、シルバーストン(イギリスGP)よりも(トップに)近い位置からスタートできるかどうか見てみよう」
ドゥカティのバイクにまだ適応できていないのではないかという懸念についてマルケスは、フィーリングによるものだと考えている。
「ドゥカティに乗ってから最も難しい週末だったシルバーストンでは、マシンのフィーリングが良くなかった。あんなシチュエーションは初めてだった。でもレースでは4位を獲得することができた。悪い週末に4位になれたのは良いことだ」
「僕たちはバイクをかなり変えた。シーズン序盤か、最近のどっちの方向性が良いのかを理解しなければならない」
「ただ3人のライダーが前にいるので、もう少し上に行ける方法を探さなければならない」
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