マルケス今度は”眼”に障害……医師は回復に向けポジティブ、「今は忍耐の時期」とチームマネージャー

トレーニング中の転倒の結果、右目を負傷してしまったマルク・マルケス。チームマネージャーは医師が回復に関してはポジティブに考えていることを明かした。

マルケス今度は”眼”に障害……医師は回復に向けポジティブ、「今は忍耐の時期」とチームマネージャー

 レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャ後のトレーニング中に転倒した結果、脳震盪を起こして第17戦アルガルヴェGPを欠場。さらにその後、右目に複視(視界にふたつの像が重複して見える)の症状が認められたことで、最終戦も欠場することになった。

 2011年のMoto2クラス参戦時にもマルケスは、転倒時に同じ神経を負傷し複視の症状が発生。この際はキャリア存続も危ぶまれていたが、なんとか翌シーズンには復帰を果たしている。

 怪我続きのマルケス。今後に関しても心配する声が聞かれているが、チームマネージャーのアルベルト・プーチによると、辛抱強く様子を見ていくことは必要だが、医者はポジティブな姿勢を見せているのだという。

「これは彼が2011年にMoto2のセパン戦で負ったものと非常に似たモノだ」と、プーチ。

「もちろん、骨の怪我ではないし、状況はより複雑でデリケートなものになる」

「しかし落ち着いて様子を見なければならない。ドクターの言葉によれば、神経がどう反応するか、目がどうなるかといった事を知るのは、簡単ではない。それはそうだろう」

「ただドクターはポジティブだった。当然我々には忍耐する必要があると話していたがね。クラッシュして、骨をプレートで固定して次の週のレースに出るようなものではないからだ」

「これはより深刻だし、時間も必要だ。私は医者ではないが、先生の話を聞いて自信を持ちたいと思っているし、ポジティブに考える必要があるとも思っている」

「忍耐しなくてはならない……それがキーポイントとなるものだと思う。我々にとっては難しいものだ。このスポーツと忍耐というのは似合わないものだからね」

「しかしそれはそれだ。彼に運が向き、完全な状態で復帰できることを願っている」

 2020年7月にクラッシュで右腕を骨折してから、マルケスは厳しい時間が続いている。今季第3戦ポルトガルGPで復帰して以降も負傷の影響は残り続けていたからだ。ただそれでもエミリア・ロマーニャGPを含め3勝を挙げるなど、かつての強さの片鱗を再び示し始めてきたところに再び怪我が重なることになってしまった。

 プーチは苦しい状況の続いているマルケスが、忍耐強くいられるかと訊かれると、それは可能だろうと答えた。

「人生は、時には選択の余地がなく、耐えなければならない状況に置かれることもあると思う」

「マルクが聡明な男だということを考えれば、彼もそう理解していると思う」

「スポーツマンは基本的に常識的ではないことも試そうとする。しかし今後の見通しについて話す時には、彼も当然忍耐強くなると思う。腕や手首といったコトについて話しているわけではないのだ。この状況を落ち着いて受け入れるだろうと思っている」

 
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