マルケス、7月に事故死したウーゴ・ミリャン・ガルシアの家族へアラゴンGPのトロフィーを寄贈
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、MotoGPアラゴンGPで獲得した2位のトロフィーを、今年7月に弱冠14歳の若さでレース中に事故死したウーゴ・ミリャン・ガルシアの家族へ寄贈。その際のコメントが公表された。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPライダーのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、今年7月にヨーロピアン・タレントカップのレース中に14歳の若さで事故死したウーゴ・ミリャン・ガルシアの家族へ、自身がアラゴンGPで獲得したトロフィーを寄贈。ミリャンに向けたマルケスのコメントが公表された。
2021年は若手ライダーの事故死が続いている。彼以外にもこれまで、Moto3のジェイソン・デュパスキエ、SSP300のディーン・ベルタ・ビニャーレスと3人の若い命が失われている。
MotoGPでは事故から1ヵ月半後、ウーゴ・ミリャン・ガルシアの母国スペイン・アラゴンGPで黙祷を実施。レースに先立ち、同郷マルケスは表彰台フィニッシュに向けて全力を尽くすことを約束し、実際にフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)と最終ラップまで優勝を激しく争った。
彼自身2020年に負った右腕骨折の負傷から完全に立ち直ったわけではないが、ミリャン、そして家族にトロフィーを捧げるという目標が、彼にさらなるモチベーションを与えていた。
アラゴンGPで2位を獲得したマルケスはこのトロフィーをミリャンの家族へ寄贈したが、それから1ヵ月が経過し、当時のマルケスからのメッセージが明かされた。
「ウーゴへ。MotoGPファミリーの全員がモーターランド(アラゴン)で君へ哀悼の意を評している時、僕は君の家族へトロフィーを贈るために、全力で表彰台へ挑むことを誓った」
「どうか安らかに。チャンピオン」
若手ライダーの死亡事故の続発によって、モーターサイクルレースの安全性向上と対策が求められている。MotoGPとスーパーバイク世界選手権を運営するドルナ・スポーツは、これらの問題を議論するためのワーキンググループを社内に設置したことを認めている。
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