怪我に苦しむマルケス、”大先輩”ドゥーハンから「重要なレッスン」受ける。体調は上向きつつある?
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは怪我からの完全復活を目指している最中だが、かつて同じように大きな怪我を負った経験のあるMotoGPレジェンド、ミック・ドゥーハンと重要な話をしたと明かした。
MotoGPクラスへ2013年から昇格し6度のタイトルを獲得してきたレプソル・ホンダのマルク・マルケスは2021年シーズンにかつて無い苦戦を経験している。昨シーズン負った怪我から9ヵ月ぶりの復帰を果たしたものの、以前のような走りはできていない。
そのマルケスは第6戦イタリアGPにおいて、ホンダMotoGPの大先輩であるミック・ドゥーハンと怪我からの復帰に関して重要な話をしたという。
ドゥーハンといえば1994年から1998年にかけて5年連続で500ccタイトルを獲得したレジェンドライダー。彼は1992年オランダGPで経験したクラッシュによって、一時は足の切断の危険性もある大怪我を経験しており、マルケスにとってはそうした面でも“先輩”にあたると言える。
マルケスは怪我からの復帰以来、右肩に問題を抱えており、ライディングスタイルの面で普段どおりの走りができていない状況にある。
ドゥーハンとの会話で、具体的にどのような言葉が交わされたのかマルケスは明かしていない。しかしその会話は彼にとって有益なものだったと語っている。
「ミックと話をする機会があったんだけど、興味深かったし僕にとっては重要なものだった」
マルケスはカタルニアGP初日にそう語った。
「いつの日か、話した内容について説明するかもしれない」
「とても良い話だったし、一緒に話をして、彼の経験を知れたのも良かった」
「ミック・ドゥーハンは僕のヒーローのひとりだし、似た状況を経験しているから、アドバイスにはとても感謝しているし、助けになる」
「学校の生徒みたいだったよ。話を聞いて、彼の言っていたこと全てを覚えようとしているんだ」
なおマルケスはカタルニアGP初日を15番手タイムで終了。依然として苦戦が続いている。ただ彼の語るところによると、身体的な状況は1週間前のイタリアGPに比べれば良くなっているのだという。
「腕については、もちろん今日の走り始めはそのことを考えないようにしていた」
「でも始まってみるとすぐに、コースの2〜3箇所でポジションを調整しなくちゃならない場所があると感じられた。例えばターン3〜4、そしてラスト2つのコーナーだ。そこはダウンヒルになっているんだ」
「例えばだけど、ハードブレーキングポイントであるストレートエンドなんかは、何も制限はない。望んだところでブレーキをかけられるし、自分のライディングスタイルで乗ることができるんだ」
「でも当然、コーナー脱出でマシンが暴れたり動きがあると、上手くコントロールができないんだ」
「ただムジェロ初日と比較すれば、より良く感じられているというのも事実だ」
「結果は同じだけど、全体的な身体のフィーリングは良くなっている」
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