マルク・マルケス、“大怪我”負ったヘレスにもトラウマは無し。「1周目だけ堅実だったかも」
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは第4戦スペインGP初日を終えると、長期欠場の原因となったヘレス・サーキットでの転倒が“トラウマ”になっていることはないと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第3戦ポルトガルGPでレプソル・ホンダのマルク・マルケスは、昨年負った怪我から9ヵ月ぶりにレースへ復帰。第4戦スペインGPでも問題なく走行を続けている。
そのスペインGPの舞台であるヘレス・サーキットは、彼が長期欠場の原因となるビッグクラッシュを喫したコースでもある。
マルケスが昨シーズンの決勝で転倒したのは、ターン4。1周目に通過する際こそ“少し堅実”だったかもしれないと認めているが、その後は問題なく走れたと彼は語っている。
「今日はFP2の後は時間がなかったから、FP1のあとにデータをチェックしていた」と、マルケスは言う。
「FP1ではターン3とターン4で、僕がホンダ勢最速のライダーだった。ここは僕の好きな左コーナーなんだ」
「1周目はあそこを通る時少し“堅実”だったかもしれない。だけどそれ以降は普段どおりに走っていたし、FP2のデータは見ていないけどFP1では僕があのセクションで最速だった」
「セクター1は現時点で僕が最も強い部分で、僕の好きなコーナーもそこにあるんだ」
「だからメンタル面でライディングに問題は何もなかった。あの瞬間を恐れる必要はないんだ」
なおマルケスはFP2ではタイムアタックを行なわずにセッションを終えることを選んだ。彼はその決定の理由には、FP1終了後に怪我をした右腕のパワーが少なくなっていると感じたことが要因としてだと説明している。
ただ彼は前戦ポルトガルGPの初日終了後よりも、スペインGP初日終了後のほうが状態は良いとも認め、今ではプッシュしたいタイミングでプッシュできると主張している。
「今日、僕はFP1からFP2にかけて自分の体の変化はどうなのか、その評価に集中していた。FP1ではすぐに大丈夫だと感じられたよ」
「それからFP2が始まるとすぐに、ちょっと変化があるのを感じた。FP1では望むように肘を使って乗ることができていたんだ。でもFP2では出ていってすぐに、いつものように走れていない気がしたんだ」
「数周してバイクとポジションを理解しようとしたんだけど、筋肉……特に三頭筋や肩に力が足りていないように感じられて、肘の位置もFP1と同じではなかった」
「筋肉が慣れていくのは時間の問題だ。ただ僕は力を使っていきたいと思うときには使えるし、プッシュしたいときにはプッシュすることができる」
「今日のアプローチはポルティマオとは全く違っていた」
「ポルティマオでは金曜日にスタートしてから、全部ではないにしろプッシュしていたし、良い感じで乗れていた。今日も問題はなかった」
「でも今日はプッシュするのは数周で、新タイヤでのアタックもしなかった。身体に負担がかかるからね」
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