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マルケス、マレーシア初日3番手も実は苦戦? 「これは真のポジションじゃない」

マルク・マルケスはMotoGPマレーシアGPの初日を終えて、ホンダはここで苦しい時間を過ごしていると話しており、3番手という位置も実際の力を示したポジションではないと考えている様子だ。

Marc Marquez, Repsol Honda Team

写真:: Srinivasa Krishnan

 MotoGP第19戦マレーシアGP初日のフリー走行で、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は総合3番手タイムをマーク。しかし彼はセパンでホンダは苦しんでいると話した。

 マルケスは前戦オーストラリアGPで2位表彰台を獲得するなど、いい流れでマレーシアGPに乗り込んできた。そしてFP2がウエットコンディションから乾いていく難しいコンディションで行なわれたことも関係してはいるものの、マレーシアGP初日を3番手と上位で終えている。

 しかしオーストラリアGPの結果もレイアウトや左回りのコースが、RC213Vの問題点を覆い隠しているとあまり楽観視していないマルケス。マレーシアGP初日の好結果も、実際にはマシンに苦しんでいるため、本来のポジションではないと話した。

「どうしてなのか分からないんだけど、バイクが凄く重く感じるんだ」と、マルケスは言う。

「なぜこの慣性を感じるのか、解明しなくちゃいけない。フィリップアイランドのような流れるサーキットでは、あまり感じられないんだよ」

「だけどここでは、慣性により苦しめられている。今年のバイクの特性は、僕のライディングスタイルにとっては悪くなっているんだ」

「でも、それも今シーズンに向けて優れているから選んだモノなんだ」

「僕は3番手タイムだったけど、これは真のポジションじゃない。苦しんでいるし、3番手も経験から来たものだ」

 なおチームメイトのポル・エスパルガロはFP1でコースオフした際、危険な形でコースに復帰したと認定され、3グリッド降格ペナルティが科された。

 エスパルガロはターン8でコースオフすると、コースに戻って来る際に、ヨハン・ザルコ(プラマック)と接触スレスレの状態になってしまった。これがペナルティの対象となったのだ。

 だがエスパルガロはこの決定に憤慨しており、「当時の状況を考慮すべき」だと主張した。

「かなり怒ってる」と、エスパルガロはペナルティについて語る。

「映像を見れば、たしかにペナルティは理解できるだろう。でも、そこでは僕がクラッシュしそうになっても戻る理由があったんだ」

「あの場所でゆっくりとコースに合流ためには、縁石の端にグリーンエリアがあるべきなんだ」

「でも他のコースでもそうなんだけど、ある地点から完全に芝生になっている。僕はその芝生を避けてコースに出る必要があって、それがヨハンとぶつかりそうになった理由だ。FP1の序盤のラップだったということを除いて、みんなこの場所をどう走るべきか考えていたんだ」

「すべきではなかったことではあるけど、筋書きの全体像を理解する必要があるんだ」

「いつもと同じだよ。(レースディレクションに)説明して理想の状況は『OK、その場所を確認してグリーンエリアが一瞬で終わるか見てみよう』となることだ。それで理解してもらい、ペナルティは無しとなればいいけど、彼らは(実際には)何も聞かないし、僕は3グリッド降格を科されたんだ」

 
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