怪我に立ち向かうマルケス、ライバル達からの応援に感謝「また競い合いたい」
マルク・マルケスは4度目となる右腕の手術を受けることになったため、MotoGP第8戦イタリアGPで一旦レースを離脱する。その際、ライバルたちから温かい声援が送られたことに、彼は感謝の意を示した。
Marc Marquez, Repsol Honda Team
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第8戦イタリアGPでは、6度のMotoGPチャンピオンであるマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が2020年に骨折した右腕の4度目となる手術を行なうことが発表された。
既に2年近く前になるこの骨折だが、今もマルケスはその影響に苦しんでおり、医師らとの相談の結果、イタリアGP終了後に4度目となる手術を受ける決断を下した。
発表はイタリアGP2日目に行なわれ、マルケスは翌日のレースにも出場。彼はレースを欠場する選択肢もあったものの、”将来のため、自分の意見をホンダに伝えるために”レースへ出場することを選んだと語っていた。
最終的にマルケスは、23周の決勝レースを10位で完走。フィニッシュ後には殆どすべてのライダーが彼のもとに近寄り、握手やハンドサインを交わし、6度の王者の回復と復帰を応援する姿が見られた。
そうした激しく競い合うMotoGPにおけるライバルたちの心遣いに、マルケスは感謝の気持ちを示した。
「僕らライダーは、自分たちが経験してきたことを分かっているし、ライバル関係であったとしても、そこにはたくさんの共感があるんだ」
「怪我をしてしまったときや、次々とハードなクラッシュや厳しい瞬間に直面したとき、ライダー間での絆が深まるんだ」
そう語るマルケス。彼はアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)など、意見に相違のあったライダーからもエールが送られていることに感謝した。
「たとえばアレイシとは、良いときもあったし悪いときもあった。ファビオ(クアルタラロ/ヤマハ)やマルティン(ホルヘ・マルティン/ドゥカティ)もだけど、見解の相違もある」
「去年のシルバーストンではマルティンを巻き込んで転倒してしまったこともある。でも大変なときには、お互いを尊重してくれて、彼らにはすごく感謝している」
「優勝したペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ/ドゥカティ)も、ちょっと前に顔を合わせたら、彼も気持ちのこもった言葉をかけてくれたよ」
「手術が上手くいって、また競えることを願っている。コース上ではライバルのままだけれど、コース外におけるリスペクトは、どのライダーもしっかりしているんだ」
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