マルク・マルケス、今季のバイクに適応するのに苦しむ「普通の乗り方で乗ると、すぐクラッシュしてしまう」
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、2021年仕様のバイクは通常のスタイルで乗ろうとすると、すぐにクラッシュしてしまうと語る。
Marc Marquez, Repsol Honda Team
Gold and Goose / Motorsport Images
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、今シーズンこれまで、2ラウンドを欠場しているにも関わらず、全ライダー中最も多い18回ものクラッシュを喫している。
これについてマルケスは、今まで慣れているスタイルでバイクに乗ると、必ず転倒してしまうと語った。
マルケスは先週行なわれたアラゴンGPで、最終ラップまでドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤと優勝争いを繰り広げた。マルケスは昨シーズンに負った怪我で長期休養。今季復帰を果たしたものの、なかなか上位に進出することができない苦しいレースが続いた。
しかしドイツGPでは復帰後初優勝を遂げ、アラゴンGPではそれ以来となる表彰台を手にした。このふたつのグランプリには共通点があった。それは、いずれも反時計周りのサーキットであるということ。これにより、怪我をした右腕への負担を軽減することができたのだ。
レース終了後、マルケスはアラゴンGPで2度にわたってクラッシュしたため、レースに参加するのを警戒していたことを認めた。また、2021年仕様のホンダのマシンは、乗りこなすのが非常に難しいバイクであると言われており、事実ホンダの多くのライダーが苦戦している。
「もちろん、いくつか疑問点があるし、僕らはそれを解決するために取り組んでいるんだ」
そうマルケスは語る。
「これまでも言ってきたように、ポルティマオでレースに復帰した時、特にバイクの乗り方という部分では、もう少し早く取り戻せると思っていた」
「今のところ思い切り乗ることができない。試してみると、すぐにクラッシュしてしまう。だから別の乗り方を考える必要があるんだ。僕の自然な乗り方ができないんだ」
「でも僕にとっての目標は、競争力を高め、チャンピオンを争うために戦う方法を見つけることだ。同じライディングスタイルではないかもしれないけどね。でも今回示したように、そしてオーストリアでも示したように、ライディングスタイルを変えるということは、遅くなるという意味ではない」
「それは、僕らが速く走ることができるひとつの方法だ。でも僕らはそれ以上の手段を持ち合わせていない。だから、それについては将来試してみることになるだろう」
「でも、それは僕に限ったことではない。バイクを良くするために働き続けなきゃいけないし、チームと共に働き続ける必要がある。少しでも改善できれば、バイクは少し良くなるはずだ。そのために僕らはここに一緒にいるんだ」
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