チェコGPでは完全復活に近い? マルケス、骨折した右腕のトレーニング動画公開
MotoGPスペインGPで転倒し、右上腕骨を骨折したことで第3戦を欠場したマルク・マルケス。彼は既にジムでトレーニングを行なうなど、第4戦チェコGPへ出場するための準備を着々と進めている。
写真:: Honda Racing
7月19日、新型コロナウイルスの影響で中断されていた2020年のMotoGPが、スペインのヘレス・サーキットでの連戦で再開された。
しかしその初戦、決勝レースではディフェンディングチャンピオンのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が激しくクラッシュ。右上腕骨を骨折してしまい、チタン製プレートとボルトで固定する手術を受けた。
そのマルケスは、同一サーキットで2週連続で開催されたアンダルシアGPへ出場を目指し、手術からわずか2日サーキット入り。メディカルチェックを通過し、FP3、FP4と走行を重ねて、そのまま決勝レースでポイントを持ち帰るのではないかとも思われた。
だが土曜日午後に行なわれた予選で、マルケスの負傷した右腕の痛みが増したことで風向きが変わり、決勝への出場は断念せざるを得なかった。
アンダルシアGPではファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が前戦に続いて連勝を遂げ、2戦をノーポイントで終えたマルケスは50ポイントのビハインドを背負うこととなった。
彼はそれ以来、8月9日決勝の第4戦チェコGPへ可能な限り最高のコンディションで出場することを目指し、リハビリに取り組んでいる。何より、第4戦から第6戦は3週連続のレースであるため、ここでの回復度合いは今季のタイトル争いに大きな影響をもたらすことになる。
レースを1週間後に控えた8月2日、マルケスは自身のSNSにリハビリの様子を写したビデオを投稿。負傷した右腕でトレーニングを行う姿を見せた。
近年、タイトル争いのライバルとなってきたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は、大量の点差をつけられているマルケスであっても、「タイトル争いから脱落していない」と語っている。彼の話すように、マルケスは残る12レースでポイント差を巻き返せるのか……それを占うチェコGPとなるかもしれない。
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments