マルケス、第4戦スペインGPも欠場。開幕戦クラッシュで負った右手骨折が完治せずリスク回避

　MotoGPに参戦するレプソル・ホンダは4月26日、マルク・マルケスが右手親指の骨折の回復と準備を続けているため、第4戦スペインGPを欠場すると発表した。

　マルケスは開幕戦ポルトガルGPのスプリントレースで好調な走りを見せて3位を獲得。しかし決勝では1周目に他ライダーを巻き込む形で転倒を喫してしまい、自身も右手親指の骨折という怪我を負った。

　怪我の影響からマルケスは第2戦アルゼンチン、第3戦アメリカズを続けて欠場。第4戦スペインGPで復帰するのではないかと言われていた。

　ただ、ホンダはレースウィーク開始を目前にした26日に、マルケスの骨折が完治していないため、リスク回避のためにもスペインGPを欠場すると発表した。なおチームは第5戦フランスGPでのマルケス復帰に向けて集中していくという。

　なお第3戦アメリカズGPでは代役としてテストライダーのステファン・ブラドルが起用されたが、今回はホンダWSBKライダーで元MotoGPライダーでもあるイケル・レクオナが代役として参戦する。

　開幕戦から欠場が続くマルケスは、今回の発表に際し次のようにコメントを寄せている。

「昨日またCT検査を受けて来て、怪我は順調に回復を進めているものの、骨が回復しきっていないことが確認され、ヘレスでのレースはリスキーだと認められた」

「医療チームと共に、僕らはリスクを回避することを決め、さらに2週間待ってル・マンで戻ることにした。スペインGPはホーム戦だし、ファンの皆が楽しんでいる姿や、その雰囲気はいつも特別なモノだから欠場するのはとても残念に思っている」

「できるだけ早い復帰のためにリハビリを続けていく。応援のメッセージもありがとう」