マルケス完全復活は近い!? 日本GPでは「骨折以来初めてレースで痛みを感じなかった」
レプソル・ホンダのマルク・マルケスはMotoGP日本GPが、2020年の右腕骨折以来、初めてレース中に痛みを感じなかったレースだったと語った。
Marc Marquez, Repsol Honda Team
Gold and Goose / Motorsport Images
モビリティリゾートもてぎで開催されたMotoGP第16戦日本GPで、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は4位フィニッシュ。彼はこのレースが、右腕を怪我して以来初めて痛みを感じないレースだったと振り返った。
2020年の7月にクラッシュで右腕上腕骨を骨折したマルケス。彼は今年5月末に4回目の手術を受け、第15戦アラゴンGPで復帰を果たした。
マルケスは復帰2戦目となる日本GPの予選で、雨という条件の助けを借りながらではあるが、ポールポジションを獲得。ただ、決勝で表彰台を狙える可能性は低いと語っていた。
そう語っていたマルケスだが、日本GPは最終的に4位でフィニッシュ。ミゲル・オリベイラ(KTM)とのバトルも制するなど、力強いレースを見せた。
マルケスはレース展開に満足している様子で、更に今回のレースは2020年の骨折から復帰して、初めてレース中に痛みを感じなかったのだと明かした。
「堅実なレースだったし、本当に満足している」と、マルケスは言う。
「一貫性を発揮できたレースだった。そして最も重要なことは、レース中に痛みを感じなかったということだ」
「腕が怠いとか、最後の方は疲れたとかは感じるけど、痛みを感じることはないんだ」
「僕にとって、これは本当に重要なことなんだ。痛みを感じなかったから、終盤にオリベイラへアタックを仕掛けることができた」
「終盤で誰かにアタックできるなんて感覚は、久しく持てていなかった。これまでは痛みがあって、集中を維持するのが難しかったからね」
「でも今日は痛みが無かった。もちろん疲れてはいるけどね。全てがコントロール下にあったんだ」
マルケスは今回のレース中、バイクへの自信が高まっていると語る。ただ、舞台となったもてぎはRC213Vのウィークポイントがあらわれにくい場所だとも指摘し、注意を促した。
「もちろん、より自信を持てるようになっていってるよ」
「でもちょっと落ち着く必要がある。初日にも言ったけど、このサーキットでは僕らのバイクのウィークポイントが、より”薄く”なっているんだ」
「だからそういった理由もあって、僕はFP1から速く走ることができた。アラゴンとほとんど同じバイクだったにもかかわらずだ」
「それでも他のライダーに接近していけたのは、そうした助けが大きかったんだ」
「もちろん、1周の走りでは思い通りに走るというところからは程遠い」
「コンスタントにペースをコントロールして、ブレーキングでマシンがブレたり、曲がる際の揺れのような、予期しない動きを見せる瞬間もコントロールするという点でも、まだ改善できると思う」
「まだ復帰して2戦目だ。この後はタイ、オーストラリア、マレーシア、バレンシアと控えている。もちろん、(日本GPは)良い週末だったのも事実だ」
「土曜日が雨だったのも、体をフレッシュに保つ助けになったし、ポールポジションを獲得できたのも助けになった」
「だから、普通のレースウイークだったなら、僕は多分7~9位で、4位にはなっていなかったと思う」
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