
マルク・マルケスは予選Q2でクラッシュを喫したが、彼は転倒する前のブレーキングの時点でその可能性を把握していたと語った。
MotoGP第15戦タイGPの予選終盤、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は最速タイムを刻みつつ走行していたが、ターン5で転倒。ポールポジションはファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)に譲ることになった。
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転倒したターン5の前、ターン4を通過した際から既にマルケスのマシンは不安定に見えたが、前の周回よりも速いスピードでターン5へ向かっていた。
「バイクはターン4で揺さぶられて、ターン5に差し掛かった時にブレーキキャリパーが開いていた。それでブレーキをかけたんだけど、これまでと同じようにはブレーキングができなかった。そのせいでコーナーによりスピードが出た状態で突入したんだ」
マルケスは転倒した時の状況をそう語った。
「速すぎることは分かっていたし、気がついていた。だけどもうアタックラップに入っていたんだ」
「だからクラッシュする可能性があることは分かっていたけど、とにかく試してみたんだ」
「ブレーキングポイントに来たとき、もうクラッシュする可能性が高いことを理解していたよ」
同サーキットのターン5ではこの予選Q2だけで3名が転倒。ポールポジションを獲得したクアルタラロも、転倒を喫した一人だ。
ヤマハのバレンティーノ・ロッシはターン5について、“バンプ(凹凸)が多く危険だ”と評している。
このバンプの問題は、初日のセーフティコミッションで議題に上げられ、何人かのライダーが批判していた。ジャック・ミラー(プラマック)などもこのバンプに対して批判的なライダーの一人だ。
ただ転倒を喫したマルケス本人は、バンプ自体が原因で転倒したわけではなく、自分のミスが原因だと語っている。
「ターン5には小さなバンプがある。だけど問題はバンプではなくて、転倒は僕の失敗だよ」
またクアルタラロもマルケスに続いてターン5で転倒を喫したが、彼はバンプによって問題が起きたわけではないと語った。
「たしかにそこ(ターン5)には本当に小さなバンプがある。でもバンプがあるのはみんなも同じだ」
「最終的にはライディング中にコーナーへ適応していく。僕としてはそのコーナーは大きな問題じゃないんだ」
「(転倒した時は)ちょっとプッシュしすぎていた。僕らは同じコーナーで転倒したけど、同じ原因で転倒したわけじゃない」
「タイヤのエッジでブレーキングを頑張りすぎた。それでちょっとだけ限界に来てしまったんだ」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | 第15戦タイGP |
サブイベント | Q2 |
ドライバー | ジャック ミラー , マルク マルケス 発売中 |
チーム | Repsol Honda Team |
執筆者 | Lewis Duncan |
転倒の危険を認識しながら……“不退転”マルケス、アタックを続行
レースハブ
セッション | 日付 | ローカル時刻 ローカル時刻(日本でご視聴頂いている場合は日本時間) | コンテンツ |
FP1 | 金 15 11月 金 15 11月 | 03:55 09:55 | |
FP2 | 金 15 11月 金 15 11月 | 08:10 14:10 | |
FP3 | 土 16 11月 土 16 11月 | 03:55 09:55 | |
FP4 | 土 16 11月 土 16 11月 | 07:30 13:30 | |
Q1 | 土 16 11月 土 16 11月 | 08:10 14:10 | |
Q2 | 土 16 11月 土 16 11月 | 08:35 14:35 | |
Race | 日 17 11月 日 17 11月 | 08:00 14:00 | |