マルク・マルケス「精神的にはこれまでで一番強い」チェコGPは回復状態見極めの試金石に?
ドゥカティのマルク・マルケスはMotoGPハンガリーGPで勝利したものの、今週末のチェコGPに向けては慎重な姿勢だ。
MotoGPハンガリーGPでは完全勝利を収めたドゥカティのマルク・マルケスだが、まだ怪我からの回復途上であり、目指すのは復帰直後のイタリアGPよりも強くなることだと話している。
マルケスは右腕の古傷の治療のため手術を受け、カタルニアGPを欠場。ムジェロ・サーキットでのイタリアGPで復帰した。その際はかなり苦戦していたものの、連戦で行なわれたハンガリーGPではポールポジションからスプリントと決勝を完全に制圧。復活勝利を果たした。
ただマルケスはハンガリーGPが、自分の得意な左回りのコースだったことを十分に認識している。そのため、右回りのチェコGPで現状をより正確に把握できるだろうと考えている。なおチェコ(ブルノ・サーキット)自体はこれまで好結果を残してきたコースで、過去に4勝を記録している。
「少しずつ前進していくしかない。もちろん時間が経ってトレーニングを積めば積むほど改善していくものだ。特にムジェロがひとつの基準だったし、それよりは良くなっていることを期待している。これからブルノとアッセンという右コーナー主体のサーキットに入る。そこで本当の現実が見えてくるだろう」
マルケスはDAZNにそう語った。
「なぜブルノがキャリアを通じて好結果になっているのかは、僕も分からない。右回りのサーキットで、理論上は自分の得意なコースではないからね」
「でも毎年ここでは良い感触がある。今年もそうとは限らないけれど、まずは体調を取り戻さなければならない。目標は腕を回復させることだ。スピード自体はある」
「引き続き前進していきたい。ただし無理はしないよ。ハンガリーでもムジェロでも言ったように、今の自分にとって最悪なのは新たなケガをすることなんだ。たとえ小さなケガでもね。今は体を回復させている最中にある」
そしてチェコGPでの目標については、次のように語った。
Marc Marquez, Ducati Team
Foto de: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images
「ムジェロより強くなることが理想だ。ムジェロが重要な基準だからね」
「まずは日ごとに自分たちの位置を把握することが目標だ。イタリアでは優勝争いから10秒遅れだった。ここではその差を縮める必要がある」
「リハビリプログラムは続けているし、とくにジムでは進歩しているよ。バイクに乗っていても同じように進歩しているといいね」
「気付いた事としては、今の腕は2025年やシーズン前半とは違う動きをしているということだ。だからすべてを再調整しなくちゃいけない。理学療法士や医師も関わるプロセスなんだ」
なおマルケスは以前、腕のウォームアップが序盤に必要になっていたと話していたが、今では「最初の周回から速く走れる」という。ただそれでも「持久力はまだ改善が必要だ」と語った。
そしてトレーニング仲間でもあるディオゴ・モレイラ(LCR)が、今のマルケスが”精神的にこれまでで最も強い”と評していたことについて尋ねられると、彼もそれを認め、次のように語った。
「そうだね。精神的にはこれまでで一番強い。そうでなければ、とっくに諦めていたはずだ」
「以前よりも厳しい時期を経験してきたから、今はより強くなった」
「困難は人を強くする。ただし、必ずしも良くするわけではない。身体の状態がもっと良ければ、僕はもっと良いライダーになれるだろうけど、今は戦い続けるために精神的な強さが必要なんだ」
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