複視の治療を続けるマルケス、今後数週間は保存療法を継続。来季に向け、トレーニングも並行

レプソル・ホンダは、複視の治療を進めているマルク・マルケスについて、今後の計画を発表。治療と並行して2022年シーズンの準備を進めるという。

複視の治療を続けるマルケス、今後数週間は保存療法を継続。来季に向け、トレーニングも並行

 MotoGPで6度のチャンピオンに輝いたレプソル・ホンダのマルク・マルケスは、11月に行なわれたアルガルヴェGP前のトレーニング中に転倒。脳震盪を起こしてアルガルヴェGPを欠場した。さらにその後、右目に複視(視界にふたつの像が重複して見える)の症状が認められたことで、最終戦バレンシアGPや同地で行なわれたポストシーズンテストも欠場となった。

 マルケスはMoto2時代の2011年にも、クラッシュで同様の怪我を負い、当時はキャリアの継続自体が危ぶまれていた。

 それだけに彼の状態が心配されるが、レプソル・ホンダはマルケスについての最新情報を12月22日に発表。2ヵ月の治療を経て、『複視の診断が十分に進んでいる』と述べた。

 この声明では、マルケスの正確な回復時期は発表されていないが、2022年シーズンに向けて身体を万全の状態にするため、シーズン前の準備を強化していることが確認されている。

「昨年10月、アルガルヴェGPのトレーニング中に転倒し、複視と診断されたレプソル・ホンダチームのライダー(マルケス)は、過去2ヵ月間、視界の状態を評価するために信頼する眼科医のもとへ定期的に通い続けている」

「これらの診察において、経過は良好であると判断された。結果として、マルケスは今後数週間、保存的な治療を続けることになった」

「マルク・マルケスは今後数週間、保存療法と並行して、サンチェス・ダルマウ医師による定期的な診察を受け続けることになる」

「この状況は、マルケスが新しいシーズンに向けて身体的な準備をするためのフィジカルトレーニング計画を妨げるものではない」

 最終戦バレンシアGPで、レプソル・ホンダのチームマネージャーのアルベルト・プーチは、マルケスの状態がデリケートであることから、チームとライダーの両方が辛抱強く、ポジティブである必要があると語った。

「神経や目がどのように反応するかを知るのは、そう簡単なことではない」

「でもドクターは前向きで、もちろん我慢しなければならないと言っていた。クラッシュしてプレートで固定して、翌週レースというのとは違うからね」

「これはもっと深刻で、しばらく時間がかかるだろう。当然だが、自信を持ちたい。自分は医者ではないが、ドクターの言うことを聞いて、ポジティブに考えなければならない」

 クラッシュによって上腕を骨折し、事実上2020年シーズンを全休したマルケス。翌2021年シーズンも怪我の影響が長引き、冬季テストと開幕2レースを欠場しながらも、3勝を記録し速さを見せた。

 今回の怪我は、マルケスにとってこの2年間で新たな打撃となったが、2月5日から6日にかけてセパンで行なわれる公式テストで走行できるまで回復できるよう、我慢強く治療が続けられている。

 
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