MotoGPフランスGP、ホンダ勢の優勝候補は“ゼロ”。マルク・マルケスは初日終えて厳しい見方
レプソル・ホンダのマルク・マルケスはMotoGPフランスGP初日を終えて、「優勝に近い位置にいるホンダのライダーはいない」と考えている。
Marc Marquez, Repsol Honda Team
Gold and Goose / Motorsport Images
2021年のMotoGPでは昨年に引き続き、ホンダ勢が厳しい戦いを強いられている。開幕4レースを終えての最高位は中上貴晶(LCRホンダ)の4位(スペインGP)で、表彰台に上がったライダーは誰もいない。
HRC(ホンダ・レーシング)は2021年型のRC213Vに問題があることを認めており、スペインGP後にヘレス・サーキットで行なわれたテストでは、忙しく作業を進めていた。
ただ、迎えた第5戦フランスGPの初日でホンダ勢はまずまずのスタートを切った。レプソル・ホンダはポル・エスパルガロが4番手、マルク・マルケスが8番手に入り、中上も10番手。予選日に行なわれるFP3は悪天候に見舞われる可能性が高いため、3人は直接予選Q2に駒を進めることになるだろう。
とはいえマルク・マルケスは、ホンダ勢が勝利を目指すのはかなり難しいと考えている様子だ。
「昨年、僕の弟のアレックス(マルケス/今季はLCRホンダ)はアラゴンとここ(フランス)で勝ちかけたんだ」と彼は言う。
「ポルにとって、ル・マンは得意なサーキットなので速く走れるだろうし、中上もヘレスで好調だった。でも正直言って、ホンダ勢で勝利に近付いているライダーは見当たらない」
「まず目標とするべきなのは表彰台に上がること、そして多くのライダーがトップ5からトップ8に食い込むことだ。でも僕には自信があるし、ここから終盤戦にかけてホンダが優勝できるレースがあると信じている」
MotoGP復帰3戦目となるマルク・マルケスは、約9ヵ月戦列から離れていたこともあり、身体的なコンディションを完全な状態に戻そうとしている途中だ。彼は自身の初日の走りを振り返って、ドライコンディションで行なわれたFP2では苦労した部分があったことを認めた。
「復活に向けてのありふれた1日だった」
「ウエットコンディションでは全く問題なかった。(ウエットでは)肉体面でそれほど厳しくないのは事実だし、フィーリングもとても良かった」
「ドライでは苦労していた。走ってからピットにマシンを停めて、(タイミングモニターで)8番手というのを確認して、『OK、思ったより良いね』と言ったんだ」
「2回目の走行ではいくつかのことを試していたんだけど、バイクの調子が悪かったんじゃない。僕のフィーリングが良くなかったんだ。バイクに問題があるのかと思っていたけど、僕自身の問題だった」
「だからまだ正確なコメントができていないと思う。でもこれが僕の仕事だし、改善していかないとね」
「新しいタイヤに関して言えば、ターン1からターン3にかけては少し苦しんでいたから、そこでは気を付けて走った。ターン8のようなハードブレーキングポイントでも同じだった」
「でもそれを除けば、自分たちの現在地が理解できているし、トップの集団からそれほど離れていないことも確認できた」
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