マルケス「まだこのバイクの限界には達していない」ドゥカティで開幕戦4位の6度王者、まだまだ進化の余地アリ
マルク・マルケスはドゥカティのMotoGPマシンでのデビュー戦では、マシンの限界には達していなかったと語った。
MotoGPの2024年シーズン開幕戦でマルク・マルケス(グレシーニ)は、まだバイクから限界を引き出すところには至らなかったと語った。
マルケスは昨年限りでホンダを離れ、ドゥカティ陣営のグレシーニへ加入。2023年型マシンGP23に乗ったマルケスはテストをまずまずの調子で終え、実戦で彼がどんな走りを見せるのか、非常に注目が集まった。
マルケスは開幕戦カタールGPで予選は6番手を確保。スプリントレースでは5位、決勝レースは4位でフィニッシュした。
表彰台を争った決勝レースのマルケスの走りを参照すると、そのペースは優勝した最新型マシンに乗るフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)から1周あたり0.160秒遅いものとなっていた。
マルケスはレース後、自らの走りはまだGP23の限界には程遠いと語った。
「ドゥカティでの最初のレースは、堅実な週末だったよ。プレシーズンと同じようにね」とマルケスは語る。
「堅実な日々を過ごし、誇張することはしないようにした。ミスを犯さないようにして、どんな状況でも落ち着いて、クレイジーにならないようにしていたんだ」
「(セッション前の)木曜日に言ったけど、期待は凄く高まっているけど、僕は自分のスタイルで進み続ける」
「今年は忍耐強くありたいし、また楽しみたいと思っている。トップ5のポジションを争いたいと思ってもいたし、今週末はそれが目標だった」
「そうだね、楽しかったよ。まだ毎日自分のライディングスタイルを改善していって、少しでも役に立つことは小さくても変えていっているんだ」
「僕はまだ、このバイクの限界には達していないと思っている」
Marc Marquez, Gresini Racing
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
カタールGPでマルケスより前でフィニッシュしたドゥカティ陣営のライダーはバニャイヤとホルヘ・マルティン(プラマック)のふたり。ともに最新型のGP24を使用している。
ドゥカティが新型マシンで一歩前進してきたのは明らかなことだが、マルケスは表彰台に手が届かなかった原因が、2023年型マシンを使用しているからだとは考えたくないと語った。
「いや、彼らがより速かった」
マルケスはそのドゥカティ勢ふたりについてそう語った。
「ひとりは世界チャンピオンで、もうひとりはランキング2位だ」
「そして彼らは昨年後半でも、他の(ドゥカティ勢の)人達よりもずっと速かった。だからGP24がどうのってことではないと思っている」
「僕は自分のバイクがあるし、ツールもある。契約にサインした時から、既に何を手にするのかは分かっていたことだ。このバイクは上手く機能している。そして、このバイクが僕のなんだ」
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