アレックス・マルケス、テスト4日目に転倒で右足の骨にヒビ。最終日も強行出走目指す
アレックス・マルケスはMotoGPのカタールテスト4日目に転倒し右足に小さい骨折を負ったが、テスト5日目に参加できるかどうかはまだ定かではない様子だ。

カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれているMotoGPのプレシーズンテスト。その4日目にアレックス・マルケス(LCRホンダ)はハイサイドを喫し、右足第4中足骨に2mmのヒビが入る骨折を負ってしまった。
この負傷により、マルケスはテスト4日目を途中で終了。カタールテストは12日に最終日を迎えるが、彼は以前似たような負傷をした際にレースをした経験もあり、走行許可が下りればテストに参加したいと考えている様子だ。
「セッション前半ではいくつか重要なモノを試していたんだ。コンディションはかなり異なっているし、レースウィークにはこうしたコンディションで走ることはないだろうから、ラップを重ねるためのものじゃない」
マルケスはそう語る。
「集中して取り組むモノがたくさんあったけど、改善する必要のあったタイムアタックに向けて新タイヤを入れたんだ。そしてタイムアタックに入って、クラッシュした。ターン9でハイサイドを起こしてしまったんだ。残念なことだ。右足に小さなヒビが入ったけど、僕は大丈夫だ」
「現時点ではまだ医師から出走許可は出ていない。でも明日天候が崩れていなくてコンディションが良いようなら、僕は医師に出させてくれるようにプッシュするつもりだ」
「フィーリングは悪くないし、骨折していてもレースをした経験はある。だからバイクに乗るのには問題ないと思っているんだ」
マルケスはカタールテストで、すでに5回クラッシュしている。ただ彼自身はそれがテストの基準から外れているとは感じていないという。これらの転倒は、フロントタイヤの感触が乏しいことが一因となっているようだ。
「転倒についてだけど、誰でもするものだと思う」と、マルケスは言う。
「3日目も僕は転倒してクリニカモバイルで(マーベリック)ビニャーレスと一緒になったけど、彼はフロントタイヤのせいで2度クラッシュしたと話していた」
「ハードのフロントタイヤを理解するのは少し難しい。それにミディアムタイヤの右半分も少し硬くなっているんだ。それで(タイヤからの)インフォメーションが得られなくて、簡単にフロントのグリップを失ってしまう。だから今日のセッション序盤はミディアムとハードタイヤを試していたんだ。恐らくミディアムタイヤがフロントには多少なりとも適しているけど、クラッシュもしやすいかもしれない」
「グランプリに向けては少しリスキーだろう。フロントタイヤのソフトは5本しか無いからマネジメントしていくことが必要だ。FP1やFP3はあまり重要じゃない」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。