あのマルケスがトップ10で良い結果!?……「タイトル争いは無理。現実的な目標必要」
マルク・マルケスは直近3レースの戦いを経て、2022年シーズンはタイトルを争うためにあるわけではないと認め、一歩ずつ現実的な目標を目指していくことが必要だと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第7戦フランスGPの初日、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は総合15番手タイムと苦戦。彼は2022年シーズンの戦い自体についても、タイトルなどよりも現実的な目標を定めていかなければと話している。
6度のMotoGP王者であるマルケスは2022年シーズンには、2020年に負った右腕骨折の怪我からも回復し、タイトル候補になると目されていた。しかし序盤戦で転倒すると再び複視を発症し、さらにホンダがRC213Vに加えた抜本的な変更が悪い方向に作用してしまっている。
その結果、6レースを終えてマルケスはランキング首位のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)から45ポイント差と、大きく離されている。
そしてフランスGPの初日を総合15番手で終えたマルケスは、今シーズンのタイトル獲得の見込みが無いことを認めた。
「シーズン開始前には、タイトルを獲得するために作業を進めている。そしてレースが始まると、少しずつライバル達とのポジションが明らかになり、狙える場所が明らかになってくる」
「その時々に何が目指せるのか、理解しなければならないんだ」
「僕は眼の怪我を負っていた。そして直近3レース、オースティン、ポルティマオ、ヘレスを通して、僕らはチャンピオンシップを争う準備ができていないと分かった」
「僕が望んでいても、僕らはタイトル争いのためにここにいるわけじゃないんだ」
「現実的な目標を設定する必要がある。トップ10に入るのを苦戦しているときに、勝つことを考えるなんてできないんだ。それはフラストレーションに次ぐフラストレーションになってしまう」
「小粒なモチベーションを手にするためにも、ヘレスの4位のような現実的な目標を設けるんだ。嬉しいものだよ。僕ら自身で設定したとても良い現実的な目標だったし、それを達成したんだからね」
「僕らはプッシュし続けるためにも祝えるものが必要だ。この先、勝利を祝えればいいね。でも現時点ではそういうことを話すためにここにいるんじゃない」
またフランスGP2日目の走行に向けては、FP3終了時に予選Q2直接進出となるトップ10に入れれば、良い結果だろうとマルケスは語っている。
「今日はプッシュしていたし、8~10番手に入ろうとしていたんだ」
「ユーズドタイヤではそこに入っていたけど、新品のタイヤを履いた時には改善できなかった。FP3では新品のタイヤでアドバンテージを活かせるかを確認する必要がある」
「トップ5には入れないだろう。トップ10に入ることができれば、良い結果だと思う」
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