グレシーニ移籍後初表彰台のマルケス、自信深まる「僕たちにはスピードがある」

MotoGPポルトガルGPのスプリントで、移籍後初の表彰台を獲得したグレシーニのマルク・マルケスは、僕たちはスピードがあると語った。

　グレシーニのマルク・マルケスは、MotoGPポルトガルGP予選で転倒を喫したものの、8番グリッドからスタートしたスプリントでは2位フィニッシュ。ドゥカティ陣営移籍後初の表彰台を獲得した。

　12周のスプリントで抜きつ抜かれつのレースを展開したマルケスは、ファイナルラップでホルヘ・マルティン（プラマック）のインにバイクをねじ込みオーバーテイク。バイクへの自信を感じさせる走りだった。

「予選で大きなミスをしてしまい、グリッド3列目からのスタートになってしまった。2列目は楽に獲得できたはずだ」

　マルケスはスプリント後にそう語った。

「3列目からのスタートにより、多くのペナルティを受けることになる。でも今日の僕たちは速く走ることができたし、スピードがあった。カタールの時よりもね」

「この週末で最も重要なことは、明日何が起こるかに関係なく、僕にはスピードがあるということだ。オーバーテイクできるかはまた別の話だ」

　マルケスは予選Q2でのクラッシュについて、下り坂のターン15でリヤの車高調整装置を作動させるタイミングが速すぎたため、フロントフォークが完全に縮み、転倒につながったと振り返った。

「あれはミスだった。でも、どのバイクでもこういうことは起こるものだ」

「スロットルを開けた状態でボタンに触れると、リヤのデバイスが作動するんだ」

「もちろん、その位置が（ホンダ時代と）違うということなんだけど……説明できないよ」

「僕のメカニックは、『なぜボタンを押したんだ？』と言った。僕も押したとは言ったけど、自分でも予期していなかったし、それが早すぎたんだ」

「映像で見れば、（何が起きたのか）すぐにわかる。将来のために学んだだけで、大きなミスだった」

MotoGPポルトガルGPのスプリントで、移籍後初の表彰台を獲得したグレシーニのマルク・マルケスは、僕たちはスピードがあると語った。