マルケス、フロントロウ獲得は予想外「優勝よりは表彰台の可能性が高い」
MotoGP第15戦アメリカズGPで予選3番手を獲得したマルク・マルケス。彼はCOTAを非常に得意としているが、今年は勝利までは届かない可能性が高いと考えているようだ。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されているMotoGP第15戦アメリカズGP。その予選で3番グリッドを獲得したレプソル・ホンダのマルク・マルケスだが、彼は決勝レースでは優勝よりも表彰台フィニッシュの可能性が高いと認めている。
COTAでは2013年からMotoGPが開催されているが、マルケスは2019年まで7戦連続でポールポジションを獲得。そのうち2019年以外の6戦で優勝を果たすなど、非常に得意としているサーキットだ。
2021年シーズンは右腕の怪我の影響が続いているものの、ザクセンリンクを始めとする左回りのコースでは強さを示しており、COTAも同様に左回りのコースであることから、マルケスは優勝候補と見られてきた。
その予想通り、マルケスは今回速さを見せており、予選で3番手を確保。これは今シーズンのベストグリッドだ。
ただマルケス本人は、予選でフロントロウを獲得できるとは予想していなかったと認めており、さらに決勝レースでは優勝は不可能ではないものの厳しく、表彰台フィニッシュでもいい結果だろうと語った。
「フロントロウに並べるとは予想していなかった。僕らの目標はセカンドロウに並ぶことだったんだ」
マルケスはそう語る。
「僕らの弱点のひとつに、新しいタイヤで速いラップを刻むことがあるけど、今回はそれを克服できた。3番手は今シーズンのベストグリッドだ。これまでのところ、ドゥカティが速いだろうと思っていたんだ」
「レースは長いし、身体の状況を含めて多くのことに対処しなくてはならないだろう。リズムという観点から言えば、かなり良いモノがある。タイヤが劣化してもきても、バイクはコントロールしやすくて、肉体的にも楽になっている。快適に感じ始めているんだ」
「表彰台に上れると思う。だけど勝つためには全てをまとめあげる必要がある。今シーズンのことを考えれば表彰台はいい結果だ。少しアラゴンみたいな感じだ。勝つことは可能だけど、難しい」
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