マルク・マルケス、ポストシーズンテストで移籍先”?”ドゥカティのMotoGPマシン初走行へ。ホンダからの許可下りる
マルク・マルケスはシーズン終了後にバレンシアで行なわれるテストにて、ドゥカティのMotoGPマシンに乗ることができるようだ。
シーズン最終戦バレンシアGPの2日後に予定されている、リカルド・トルモ・サーキットでのテスト。ここで6度のMotoGP王者であり、来季はホンダから鞍替えして新シーズンを迎えるマルク・マルケスが移籍先のMotoGPマシンを試すことができることとなった。
マルケスは2013年のMotoGP昇格からこれまで、レプソル・ホンダで輝かしい成績を残してきたものの、ここ数年ホンダ陣営が苦戦を強いられていることから、先日1年早い契約解除で合意。マルケスは来季、弟アレックス・マルケスがいるドゥカティのサテライトチームであるグレシーニへ移籍するものと見られている。
マルケスの離脱は、スランプ状態のホンダにとっては追い打ちとなったが、ホンダは“スター不在”の今後に向けた取り組みを行なっている。
またホンダは、マルケスの過去10年間の成功における功績を認識しており、両者は可能な限り友好的に袂を分かつ努力をしている。
それに関して、ホンダがマルケスに要求した事のひとつが、シーズン終了まで新しいチームやマシンについて公言しないことだった。現状では2024年にグレシーニへ移籍することは確定事項と見られているが、正式な発表はない。
しかしホンダは、マルケスが来季に向けて今年からドゥカティのMotoGPマシンをテストすることを妨げていないようだ。
これによりマルケスは、11月24日から26日にかけてスペイン・バレンシアで開催されるバレンシアGPでシーズン最終戦を戦った2日後、グレシーニからポストシーズンテストに参加し、ドゥカティ・デスモセディチGP22を試すことができることとなった。
MotoGP参戦メーカーは通常、その年限りで離脱するライダーが移籍先から年末のテストに参加することを許可することが多い。ただ、そうした許可が降りなかったケースもある。
最も有名なのはホンダがバレンティーノ・ロッシに2004年1月1日まで移籍先のヤマハのマシンに乗ることを許可しなかったことだ。ただこの時ロッシがホンダを離れることを発表したのは、タイトルを獲得した2003年の最終戦終了の直後。さらにヤマハとの契約が発表されたのはその8日後だった。*
*一部内容を修正
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