マルケス、”無双時代”と同レベルに復活?? 表彰台争ったフランスGP経てチーム上層が確信
ホンダMotoGPのマネージャーであるアルベルト・プーチは、MotoGP第5戦フランスGPでマルク・マルケスが見せた走りが“2020年の負傷前と同レベル”だったと語った。
MotoGPの第5戦フランスGPで、レプソル・ホンダのマルク・マルケスは表彰台を争う活躍を見せた。この走りに、チームマネージャーのアルベルト・プーチも怪我以前と同レベルだったと評価を下している。
マルケスは今季開幕戦のポルトガルGPで転倒した際に右手親指を骨折。回復には時間が必要となり、フランスGPでようやくレースに復帰することができた。
復帰戦ではあったものの、マルケスはアグレッシブな走りを見せて予選2番手を確保。スプリントレースでは4位となり、決勝でも残り2周まで2位争いを展開し、最後の最後で転倒リタイアとなった。
レース後、マルケスは10位でフィニッシュするよりも、表彰台を目指してクラッシュするほうがマシだとコメント。転倒こそあったが気分は良いと話した。
そんなマルケスの走りを、ホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチは称賛している。そして、2020年のクラッシュで右腕上腕骨を骨折する以前と同レベルで乗れていると語った。
「マルクは素晴らしいレースをした」
「残念だが表彰台を争っていたレース終盤には、すぐ後ろでザルコ(ヨハン・ザルコ/プラマック)がいてプッシュする体勢だったため、マルクは戦い続ける必要があった」
「我らがチャンピオンの性格は、どんな状況でも常に最大限のトライを見せることだ。まさにそれを実行していたと思う」
「今のマルクは、3年前の怪我以前と同レベルのライディングをしていると思う。彼は素晴らしい走りを見せており、彼の持てる力を最大限発揮していた」
なおそんなマルケスの奮闘の一方で、ホンダのマシンは今も厳しい状況にある。フランスGPではカレックス製のシャシーが実戦投入されたが、マルケスはバイクを本当に改善するにはこれだけではまだ不十分だと語っている。
プーチはカレックスとの提携については、ようやく成果が現れ始めたところだと語り、今後も取り組みを続けていくと述べた。
「このプロジェクトはしばらくの間進めてきたもので、彼らとは長期に渡って協力してきた」
「今は過去数ヵ月の成果が現れ始めたところだ。そして、ポジティブな第一歩だったと思う」
「もちろん改善すべき点はまだあるし、シャシーのような部分は一朝一夕で改善できるものではない。やるべきことがあるし、我々は前進するために取り組みを続けていくことになる」
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。