マルク・マルケス、転倒で脳震盪……大事とりインドネシアGPを欠場。昨年10月には”引退”よぎる怪我も
MotoGPに参戦するレプソル・ホンダのマルク・マルケスは、第2戦インドネシアGPのウォームアップ中の転倒による脳震盪で欠場することになった。
Marc Marquez, Repsol Honda Team
Xaveria Yunita
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、MotoGP第2戦インドネシアGPの決勝を転倒の影響で欠場となった。
マルケスは決勝日朝のウォームアップセッション終盤、ターン7で激しいハイサイドを喫した。マシンから高く放り出されたマルケスは、地面に衝突。その後は自力で立ち上がりコースを後にしており、深刻な怪我は避けられたように見えた。
ただその後、マルケスはさらなる検査のため、ロンボク島内の病院へ。決勝レース開始前に、レースディレクションはマルケスは転倒による脳震盪のためレース出場に不適格だと判断を下したことを明かした。
レプソル・ホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチはスペインのTV局に対しこう語っていた。
「彼は外傷を負っており、衝撃も受けている。問題はないが、こういった怪我をした場合、彼を走らせることは最も賢明な判断ではなかったし、最善なのは落ち着かせることだ」
「チーム、医師そしてライダーと話し合い、我々は彼を走らせるべきではないと判断した」
なおメディカルディレクターのアンヘル・チャルテルは次のように状況を説明している。
「マルクは大丈夫だ。彼はウォームアップで高い位置からのクラッシュを喫し、その結果として頭部を負傷した」
「最初にここで検査をし、さらにロンボクの病院へ向かわせた。幾つか放射線的な検査を受けたが、全て陰性だった。ライダーとチームの同意のもと、こうした病態には12~24時間の経過観察が必要とされるため、ライダー、チームそして医療チームは(マルケスの出場を)不適切と見なすことを決定した」
マルケスは昨年10月末にもトレーニング中に転倒し脳震盪を経験。その際は右目に複視の症状が出てしまい、終盤戦2レースを欠場しなくてはならなかった経緯がある。
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