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マルケス、開幕戦5位もまだまだこれから?「体に問題は無かったし、ポテンシャルはある」

レプソル・ホンダのマルク・マルケスは2022年開幕戦カタールGPで5位を獲得。今GP表彰台に登ったエネア・バスティアニーニとポル・エスパルガロの両ライダーがタイトル争いに加わってくると予想した。

Marc Marquez, Repsol Honda Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 ロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれたMotoGP2022年シーズンの開幕戦カタールGP。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は昨年終盤にクラッシュで視界に問題を抱えシーズン残り2戦(ポルトガルGP/バレンシアGP)を欠場して以来の参戦となった。

 ホンダは2022年シーズンに向けて従来からマシン設計を大きく変更したが、マルケスは2月に行なわれたセパンテストで新型RC213Vを初搭乗したばかりだ。

 マルケスはこの新しいマシンへの適合に向けて、プレシーズンテストとなったセパンとマンダリカでは感触の良いラップタイムを刻んでいたが、実践となるレースに向けては未知数なところがあるのも事実だった。

 迎えた開幕戦の決勝レースは3番グリッドのフロントロウからスタートをし、5位でチェッカー。予選後にはトップ争いへの自信も覗かせていたマルケスだったが、5位という結果でも悪くないと見ているようだ。

「ポジティブなことは身体的な問題や痛みがなかったことだ。ただ僕よりも速いライダーが4人いたっていうことだけだ」

「フロントエンドに自信が持てなかった。でもそれはレース前から分かっていたからね」

 日曜のウォームアップでは転倒を喫していたマルケス。決勝レースではソフトタイヤを選択したものの、最後までフィーリングは良くなかったと語っている。

「ウォームアップではフロントタイヤにミディアムを選択し試していたが、クラッシュをしてしまったからソフトを(決勝レースでは)選んだ」

「毎日このバイクには新しい発見がある。マンダリカ(第2戦インドネシアGP)ではこのバイクを僕のスタイルに合わせ込んでいくことになるけど、ポテンシャルはある」

 またマルケスはチームメイトであるエスパルガロに抜かれたことについて、言い訳はしないと語った。

「ポルは週末を通じて僕よりも速かった。まだ僕は彼みたいにリヤブレーキを使いこなせていない」

「今週末は色んなことを試してみたけど、レースになればバランスを取らなければいけない。今はまだ自信がないんだ」

「プラクティスではクラッシュしても何も起こらない。だからリスクを冒すことができる。でも、レースではもっと慎重にならなければいけない」

 マルケスは今年のMotoGPにはいくつかのサプライズがあるとしている。そのひとつ開幕戦で優勝したバスティアニーニの存在で、チャンピオン候補だと認めた。

「バスティアニーニとポルはチャンピオン候補のひとりになると思う。そしてエネアはポルよりも危険な存在だ。このサーキットでこれほど堅実なレースをしたことはないよ」

 

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