マルク・マルケス、MotoGP開幕戦欠場が決定。第2戦参戦断念の可能性も高まる
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、MotoGPの2021年シーズン開幕戦カタールGPを欠場することが決定。翌週同じロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれる第2戦ドーハGPも欠場する可能性が高まっている。
写真:: Repsol Media
昨年7月のMotoGPスペインGPでの転倒で右腕を骨折し、その後レース復帰に向けて治療を受けてきたレプソル・ホンダのマルク・マルケスは、2021年の開幕戦を前に医師の診断を受けた結果、開幕戦カタールGPを欠場することを決めた。
怪我を負って以来3度にわたって手術を受けたマルケス。今月初めには事故以来初めてバイクに乗るなど回復の兆しを見せていたが、医師は十分に回復していないと判断。マルケスに対して開幕戦への出走を断念するようアドバイスしたようだ。
「医療チームの診察を受けた結果、医師は僕に『最も賢明なことは、カタールGPには参加せず、この数週間続けてきた回復に向けた計画を続けることだ』とアドバイスした」
そうマルケスはコメントを発表した。
「開幕戦に参加することができれば良かったが、僕らはレースに復帰するために最適なコンディションを取り戻すために、努力を続ける必要がある」
今回の医師団の決断は、長く動かしていなかった後、いきなり”激しい争い”をすることによって、回復途上の右上腕骨に負担がかからないようにすべきだとの診断により下されたという。
ホンダによれば、マルケスは4月12日に次の診断を受ける予定であるという。これはつまり、4月4日に開幕戦と同じロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれる予定のドーハGPでの第2戦にも出走できないことを意味すると見られている。これについてホンダは明言していないものの、マルケス自身のSNSなどでは第2戦も欠場する可能性が高いことを認めている。
「医療チームの診断の結果、彼らは僕に、カタールでの2戦に参加すべきではないとアドバイスした」
マルケスは先月行なわれたレプソル・ホンダの体制発表会に登場。当時もカタールGPで復帰するのが目標としていたが、最終的には医師の判断次第だとも語っていた。
そしてマルケスは先週、MotoGPマシンを公道でも走行可能なように仕様変更した市販スーパーバイク”ホンダRC213V-S”をバルセロナとアルガルヴェで走らせ、復帰に向けたトレーニングを強化していた。
ホンダはまだマルケスの代役を正式には発表していないが、昨年も代役を務めたHRCテストライダーであるステファン・ブラドルが起用される可能性が高いと見られている。
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