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マルク・マルケス、”出場停止”ビニャーレスのイギリスGP復帰を期待「謝罪したのは正しいことだった」

レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、ヤマハから出場停止処分を受けているマーベリック・ビニャーレスが公式に謝罪したことについて「正しいことをした」と語る。

Marc Marquez, Repsol Honda Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 ヤマハから出場停止処分を言い渡されたマーベリック・ビニャーレスについて、レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、早々に謝罪したのは正しいことだったと語った。

 ビニャーレスは、MotoGPスティリアGPで故意にエンジンをブローさせようとしたとして、ヤマハからオーストリアGPへの出場停止処分を言い渡された。

 これを受けてビニャーレスは、ヤマハに対して公式に謝罪。スティリアGPの自信の行動は、欲求不満の結果だったと説明した。

 ビニャーレスはチームとの関係が悪化したこともあり、契約満了を1年前倒しし、今シーズン限りでヤマハを離脱することを今年の6月に発表。8月16日にはアプリリア加入を発表している

 ただその一方で、今シーズン終了まではヤマハとの契約が残っているのも事実。その間ヤマハのマシンに乗れるかどうかは不透明であり、チームとビニャーレスは今後話し合いを持つことになっている。

 レプソル・ホンダのマルケスは、ビニャーレスが次戦イギリスGPに、ヤマハのマシンで”復帰”するのは、理論的なことだと考えている。

「先週末の振る舞いは、ヤマハには良く見えなかったのだろう」

 マルケスはそう語った。

「彼は自分自身を危険な状況に晒したが、謝罪したのは正しいことだった。そして最も理に適ったことは、シルバーストンでヤマハと共にサーキットに戻り、そしてその状態でシーズンを終えることだ」

「もし僕が彼だったら、できるだけこの1年を終えようとするだろう。彼はまだとても若いから、まだまだ先が長い。今回のことで、自分の将来に影響を及ぼす可能性だってある」

 ビニャーレスの元チームメイトであるバレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)も、ビニャーレスとヤマハが今回の件について和解することを望んでおり、先週土曜日の時点では、ビニャーレスがシルバーストンでレースをすることができれば「誰にとっても最高だ」と語っていた。

「マーベリックは、言わなければいけないことを言った。それは事実だ」

 そうロッシは語った。

「彼はフラストレーションを抱えていた。でも、決してエンジンを壊したいと思っていたわけじゃないと思う」

「許しを求めることで、彼はシルバーストンでレースができるチャンスがあるだろう。そうなれば、誰にとっても最高のことだ」

 ヤマハのテストライダーであるカル・クラッチローも、ビニャーレスを擁護。コース上で「危険」な存在ではなく、「素晴らしいライダー」であると語った。

 

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