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マルク・マルケス、MotoGP終盤2戦にも出場せず。来季の復帰に向けリハビリに専念

レプソル・ホンダは、マルク・マルケスがMotoGP2020年シーズンの残りのレースに出場せず、来季のカムバックを目標にリハビリを続けていくことを明らかにした。

Marc Marquez, Repsol Honda Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 2020年MotoGP最高峰クラス最初のレースとなったスペインGPで負傷し、以降欠場が続いているマルク・マルケス。彼の所属チームであるレプソル・ホンダは、バレンシアGP、最終戦ポルトガルGPもステファン・ブラドルを代役起用することを発表。マルク・マルケスの今季中の復帰はなくなった。

 マルク・マルケスは7月にヘレスで行なわれたスペインGPで転倒を喫し、右腕を骨折した。手術を受けた彼は翌週のアンダルシアGPに姿を現し、出場を目指したが、負傷の影響は大きく、決勝には出場しなかった。

 その後マルク・マルケスは右腕のトレーニングを開始するなど、続くチェコGPへの出場に意欲を示していたが、腕に挿入されていたチタン製のプレートが折れてしまい、それを交換するために2度目の手術を受けた。

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 8月下旬、ホンダはマルク・マルケスが“2〜3ヵ月休養する”ことを発表。これにより彼が終盤戦に出場するのではないか、との推測が流れていた。しかしながらホンダは、リハビリを続けるマルク・マルケスが2021年シーズンに焦点を移せるよう、リスクを冒さないことを選択した。

 ホンダの声明には次のように記されている。

「マルク・マルケスとレプソル・ホンダ・チームは、マルク・マルケスがMotoGPの2020年シーズンの残りレースに参加せず、2021年の復帰を目指して取り組んでいくことを認める」

「マルク・マルケスはホンダ、彼のチーム、そして専門医たちと協力し、回復プログラムを通して腕の進捗状況を確認していたが、復帰を公式に2021年まで延期することを決定した」

 これにより、チェコGPから出場しているブラドルはシーズン終了までレプソル・ホンダで走ることとなった。ホンダのテストライダーであるブラドルはここまで3度入賞を記録しており、最高位は雨のフランスGPでの8位だ。

 ブラドルは終盤2レースの出場に際し、次のようにコメントした。

「まず第一に、マルクの回復を祈っている。そしてこのような機会を与えてくれたHRCに感謝したい」

「ル・マン以来、僕たちは多くの進歩を遂げてきた。多くの時間バイクに乗り、レプソル・ホンダ・チームと共に仕事をすることで、自分のレベルが上がっていることを実感している。今週得たデータは僕たちを助けてくれるだろうし、(レースウィークの)天気も現時点では良さそうだ。忙しい年末になるだろうけど、楽しみにしているよ」

 

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