復活目指し”4度目手術”選んだマルク・マルケス、『あと1~2年』で引退の可能性あった!?
マルク・マルケスはイタリアGP開催中に右腕の手術を受けることを発表したが、診断が早ければイタリアGPには出場しなかっただろうと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年に負った右腕骨折に対し、4度目の手術が決まったレプソル・ホンダのマルク・マルケス。彼は診断が早ければ、第8戦イタリアGPは欠場していただろうと認めた。
マルケスの右腕の4度目の手術は、イタリアGPの2日目に発表された。術後はリハビリによる欠場がしばらく続く見込みとなっており、2022年シーズンの中の復帰は厳しいと見られている。
今回の発表はレースウィーク中の急なものだったが、彼はグランプリ前に手術の判断が下せていれば、イタリアGPは欠場していたはずだと話した。
「ああ、すごく厳しい週末だった。肉体的な面だけではなくね。今シーズンはどの週末も、すごく苦しんでいた」
「だけど特にメンタル面で、集中を持続させるのがかなり難しかった」
「金曜日(イタリアGP初日)にその知らせを受けたのは事実だ。もしその知らせを水曜日や木曜日に受け取っていたら、僕はここでレースはしていなかっただろう」
「でもそのニュースは、金曜日に知った。だから僕はここにいたんだ。ホンダは僕にとってベストな選択肢を選ばせてくれた」
「僕はレースウィークを続けることを決めたんだ。これまでやってきたことだからね。時速350kmでのライディングにはリスクがあるけれど、やろう、今週末は精一杯やろう、とね」
「将来のため、自分の意見をホンダに伝えるためにやった。厳しいレースだったけど、序盤の6~7周は楽しめたよ」
「素晴らしいスタートを切れたし、先頭集団も見えていたうえ、だいたい同じペースで走ることもできた」
「でも一度、腕上がりの痛みがあって、力も出なくなっていたから。諦めたんだ」
「集団の中、単純にライディングしてレースを完走することができた。感情的ではあったけど、良いものだった」
またマルケスは2020年の骨折以来、日常生活でも多くの影響を受けていたと明らかにしており、4度目の手術を決断しなければ、あと2年程度しかレースはできなかっただろうとも語っている。
「日常生活も、かなり影響を受けていたんだ」
「自宅でもモトクロスやロードバイクでたくさんトレーニングしていたんだ」
「でも今の普通の生活は、家に帰って2~3日休むんだ。何もできないし、せいぜい足を動かしてサイクリングするくらいだ」
「それからトレーニングをまた始めて、理学療法士や痛み止めが必要になった」
「僕は医者や周囲の人にも、こんな感じのライディングだと1~2年間、それ以上は無理だろうと話していた。楽しめていなかったし、結構苦しんでいたからね。メンタル面で耐えられなかったんだ」
「でもこの手術を受けることで、人生が変わることを期待している。過去2年間は簡単ではなかったよ」
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