アレックス・マルケス、今季自己ベストの4位に一安心「今年はガッカリなシーズンだったから……」
LCRホンダのアレックス・マルケスは、2021年シーズンに苦しい戦いが続いていたこともあり、アルガルヴェGPで4位を獲得したことは重要な結果だと考えている。
MotoGP第17戦アルガルヴェGPで、LCRホンダのアレックス・マルケスは4位でフィニッシュ。今シーズンベストリザルトとなったが、彼自身としてもこの結果は重要なものだと考えている。
マルケスは昨年レプソル・ホンダからMotoGPへデビューしたが、今シーズンはLCRホンダへ移籍。しかし昨年終盤に表彰台を獲得した走りを再現することができず、苦しい戦いが続いていた。
ただアルガルヴェGPでは週末を通じて力強い走りをしており、予選はQ2に進出し8番手を確保。レースではジャック・ミラー(ドゥカティ)と3位を長く争った。
苦戦してきた2021年シーズン、表彰台を争うことのできた今回の結果はどの程度重要視しているのか? その点を尋ねると、マルケスは次のように語った。
「これはすごく重要だよ。僕にとってだけじゃなく、チームにとってもだ」
「僕らは今年、ハッキリ言ってガッカリな年を過ごしてきた。こうやって僕らは速く走れるんだと、他メーカーと好リザルトを争えるんだと感じることは、本当にいいね」
「リセットだ。僕は自分のことを信じるのを諦めなかったし、いつもこうしたことができると、正しいプロジェクトにいると信じてきた」
「だからこうした形をキープして、バレンシアで良いレースをして、ヘレステストでは2022年に向けて良い準備をしていきたいと思っているだけだ。それが今の僕の目標だし、ベストを尽くすよ」
今回のマルケスの快走の要因のひとつには、リヤにハードタイヤを使用する決断にあった。ミシュランはホンダに対して、このコンパウンドはRC213Vには硬すぎると考えており、使用しないほうがいいとアドバイスしていたのだ。
しかしマルケスがハードタイヤ使用を決定した結果、ポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)らにもハードタイヤを使用するように促す結果に繋がった。
「試していないタイヤでレースへ臨むのは目隠しされているようで、最初の数周は少し怖かった」と、最終的に6位となったエスパルガロは語っている。
「リズムをとっていこうとしたら、すぐに1分39秒台中盤が出せて、衝撃だった」
「予想していたよりもずっと良かった。実際のところ、ミシュランの技術者はこのタイヤが僕らには合わないと言っていたんだ。分析では硬すぎると出ていて、試すべきではないとね」
「アレックスがどうして試したのかは知らないけど、タイヤは機能してくれた。アレックスは今週末すごく良いレースをしていたけど、彼には感謝しないとね。彼のおかげでハードタイヤを使うことになって、より良いパフォーマンスを出せたんだから」
「アレックスはあのポジションに値するよ。レース中の速さだけでなく、週末を通じた取り組みとしてもね」
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