MotoGP イタリアGP

マルティン、イタリアGPは2位も課題の一貫性改善に手応え「今日はレースを上手くマネジメントできた」

MotoGPイタリアGPで2位となったホルヘ・マルティンは、優勝したフランチェスコ・バニャイヤにはまだ少し敵わなかったと考えているが、一貫性を発揮できるようになっていることはポジティブだと捉えている。

Jorge Martin, Pramac Racing

 MotoGP第6戦イタリアGPの決勝で、プラマックのホルヘ・マルティンは2位表彰台を獲得。前戦フランスGPからの連続表彰台に、彼も自信を深めている様子だ。

 マルティンは5番グリッドからスタートすると、レース序盤にジャック・ミラー(KTM)らライバルを追い抜いて2番手に浮上。先頭を走るフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)を追いかけた。

 中盤までマルティンはバニャイヤから約0.5秒ほど離れた位置をキープし、付かず離れずの状況が続いていた。しかし終盤に向けてその差は徐々に拡大し、マルティンは仕掛けることができないままフィニッシュして2位となった。

 ただマルティンは優勝こそできなかったものの、バニャイヤから1秒差のフィニッシュだったこと、一貫性を示しつつあることから満足できるレースだったと語っている。

「僕としては、これまで求めてきた一貫性を見つけつつあるし、連続で良い結果を残すことができたと思っている。オースティンは唯一悪いレースとなっていたけど、他はとても堅実に来ているんだ」

「今回のレースは最も難しいレースのひとつとしてチェックしていたんだけど、トップから1秒差でフィニッシュすることができたんだ」

「レースはかなり難しかった。スプリントではミディアムタイヤに良い感触がなかったからリヤにはソフトタイヤを選んだんだけど、結局ペッコ(バニャイヤの愛称)には差をつけられてしまった」

「でも今日はレースを上手くマネジメントできた。ペッコには最後近づくことができなかったけれど、凄く価値ある2位を獲得できた。イタリアでのダブル表彰台(3位はチームメイトのヨハン・ザルコ)も、チームとして最高の結果だ」

 なおマルティンはイタリアGP終了時点で、ランキングは3番手。2番手につけるマルコ・ベッツェッキ(VR46)との差は3ポイント、首位バニャイヤとは24ポイント差と、タイトル争いに加わっている。

 しかしマルティンは、今タイトル争いについて考えるのは早すぎるとして、一戦一戦積み上げていくと語っている。

「まだ早すぎるし、チャンピオンシップについては考えていないよ」

「レース一戦一戦を戦っていくつもりだ。ただシーズン終盤には僕のスタイルにもっと向いているサーキットがあるから、そこでポイントを挽回できるかもしれないね」

 
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