2位マルティン「バニャイヤが転倒した後は集中を保つのが大変だった」マルケスに完敗も結果には満足
ホルヘ・マルティンはMotoGPアラゴンGPでは優勝を争えなかったものの、2位という結果には満足しているようだ。
MotoGPアラゴンGPの決勝で、ホルヘ・マルティン(プラマック)は2位を獲得。優勝したマルク・マルケス(グレシーニ)には完敗だったが、最大限の結果を得たことを喜んでいる。
マルティンは予選4番手から決勝をスタートすると、序盤にペドロ・アコスタ(GASGAS)と2番手のポジションを争った。
ターン8では追い抜きを仕掛けたマルティンとアコスタが、互いにコースオフを喫してしまうような場面もあったものの、それ以降は2番手をマルティンが単独で走行していった。
決勝はマルク・マルケスがスプリントレース同様に独走しており、マルティンに優勝を競うチャンスはなかったが、彼は2位という結果を持ち帰れたことを、とてもポジティブに受け取っている。そこにはタイトル争いのライバルであるフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が3位争いの末に転倒リタイアとなり、ポイントのリードを23点まで広げられたことも関係している。
「とてもポジティブな1日になったよ。なんとか、僕が今日得られただろうベストな結果である2位フィニッシュを確保することができたからね」
マルティンはSky Sportsに対してそう語った。
「スプリントレースのあと、ペッコ(バニャイヤ)は調子がいいだろうと予想していたんだ。だからレースも厳しくなると考えていた」
「マルクにも今日はもう少し接近できると思っていた。だけど今日、彼はまだ力があって、僕よりも速かったね」
なおマルティンはバニャイヤが終盤にクラッシュしたあとは、集中力を維持することが大変だったとも語った。
「本当に難しい週末だったよ。今日も終盤の9周はクラッシュしないようにするのがとても大変だった」
「コースはもの凄く汚れていて、走行ラインを外れてしまえば、たとえそれが1メートルであっても、すぐにクラッシュしてしまいそうなフィーリングだったんだ。とても面倒な状況だった」
「バニャイヤのクラッシュの後は、彼には申し訳ないけどもっと大変だった。目標がフィニッシュしてポイントを獲得することだけになったせいでね。集中を維持するのが大変だったんだ」
「チームは良いメッセージを送ってきてくれてありがたかった。マルクの後方の中では、僕らは最強だった。(次戦)ミサノでは優勝にもっと近づければ良いね。今回は2位だったけれど(優勝から)遠すぎたから」
また、アラゴンGPで1043日ぶりの勝利を収めたマルケスに対しては、強すぎたと称賛している。
「彼にもっと近いところにとどまろうとしても、無理だった。今日の彼は強すぎた。間違いなく勝利に値する」
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