マルティン「恐怖に向き合っていかないと」大クラッシュ経験したアルガルヴェ再び
ホルヘ・マルティンは2021年シーズン序盤にクラッシュし大きな怪我を負った、ポルトガルのアルガルヴェ・サーキットでの再びのレースに向け、“恐怖”に立ち向かわなければという決意を示した。
Jorge Martin, Pramac Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
プラマックのホルヘ・マルティンはMotoGP第17戦アルガルヴェGPに向けて、同地で経験したクラッシュもあり最初は恐怖があったと認めつつ、今ではそこに立ち向かう準備はできていると語った。
マルティンは今シーズンMotoGPクラスにデビュー。第2戦ドーハGPで早くも初表彰台を獲得するなど、注目を集めていた。しかしその次に行なわれたポルトガルGPで、彼は右手首と足首に骨折を負うクラッシュを喫してしまった。
彼はこの怪我により4レースを欠場。8月のオーストリア戦で復帰を果たすと、まだ身体が完調ではないにもかかわらず第10戦スティリアGPでポールポジションを獲得し、ポールトゥウィンで初優勝を果たした。
そして第17戦で、彼は苦い思い出のあるポルトガル、アルガルヴェ・サーキットへと戻ってきた。9月に発表されたカレンダー再編で、中止となったレースに代わってアルガルヴェでの2レース目が日程に加わったのだ。
彼はアルガルヴェGPの走行開始を翌日に控えた木曜日に、“人生を少し変えてしまった”クラッシュを喫したアルガルヴェへ戻ってくることについて、怖さを感じる部分があったと認めた。
アルガルヴェでの走行を前に、恐怖を感じているかどうかを訊かれたマルティンは、次のように答えている。
「うん、でも今は違う。今の僕はこのコースでのレースに参加し、走る準備ができているよ」
「でも今年、ポルティマオにまた戻ってくると知ったときには、ちょっと怖かったのは事実だ。結局のところあのクラッシュが僕の人生を少し変えたんだからね」
「あのクラッシュの後、またバイクに乗れるかどうか、僕は分からなかった。だからちょっと変な感じはする。(転倒した)ターン7を通過するときには前回よりちょっと緊張するかもしれない」
「でも準備はできているし、バイクも上手く機能してくれている。良い仕事ができると思うよ。そこに恐怖はないし、ただ少し注意を払うだけだ」
マルティンはシーズン後半に再びアルガルヴェでのレースがある、というニュースを当初どう受け止めたかを尋ねられたが、彼はチームと『COVID-19の検査陽性で欠場する』と冗談を交わしていたと話しつつ、今週末は恐怖に向き会うしかないと認めた。
「正直に話すと、シーズン半ばにまたポルティマオへ戻ってくると知ったときには、チームに『OK、COVIDの検査で陽性が出るだろうから、あそこではレースはしないだろうね!』と話していたんだ」
「でも結局のところ、僕は恐怖に向き合うこと、そして僕がここで抱えている問題に向き合うことが必要なんだ。コースをしっかりと学び、来年はより一貫した走りをするためにもね」
「ここに戻ってきた。もう起きてしまったことだし、僕自身、準備はできている」
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