ドゥカティ最新型使うマルティン、カウルの空力仕様はファクトリーと異なるモノへ。選択は吉と出るか?
ドゥカティサテライトチームのプラマックから参戦するホルヘ・マルティンは2023年型マシンについて、ファクトリーチームとは空力の仕様が異なってくると明かした。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
プラマックのホルヘ・マルティンは2023年シーズンも最新型のデスモセディチGPを使用してレースに挑むが、ファクトリーチームのライダーとは異なる空力仕様を選択している。
開幕戦ポルトガルGPを前に行なわれたインタビューで、彼は自身の使用するマシンについてエンジンはファクトリーチームと同じものが供給されているが、空力の仕様はフィーリングの違いから別のものを選んだと語った。
なお昨年もマルティンは最新マシンを使用していた。しかし開幕前にファクトリーチームの2台はアグレッシブすぎると指摘されていたエンジン特性を抑えるために2022/2023のハイブリッド仕様を使うことになったため、2023年仕様を使うマルティンとは一部異なるところがあった。
「昨シーズンと比べて前進できている。ファクトリーチームと同一の状態で、エンジンも僕が求めていた物だ」
「このエンジンで重要な一歩を踏み出すことができると思う。とにかく、強さと好結果を示したい」
マルティンはカウルの空力仕様についての選択については、次のように説明している。
「僕らは違うバージョンのカウルでスタートすることになる。ちょっと変な感じで、ファクトリー勢の選択には驚かされた。というのも僕が試したモノだったんだけど、良いフィーリングを得られなかったモノだったんだ」
ファクトリーチームのふたりと異なるカウルを選んだことについて、その仕様が彼にとってはコーナリングとレイトブレーキングの面で好ましいものだったマルティンは語る。
「理由は分からない。別仕様のモノは、僕が求めていないけど彼らにとって必要なもので、良いフィーリングだったんだろう」
「僕はコーナリングが今ひとつと思っていたんだけど、選んだカウルは僕が求めていたコーナーでの減速やレイトブレーキングをもたらしてくれるモノだったんだ」
マルティンは昨年、ドゥカティファクトリーチームへの昇格をエネア・バスティアニーニと争い、結果的に破れることとなった。その決断が間違っていたと証明したいであろうマルティンとしては、ファクトリーチームを上回る結果を出したいところだろう。
なお開幕戦ポルトガルGPの初日プラクティスでマルティンは、総合2番手のバニャイヤに対し、0.135秒差の総合4番手タイムとなっている。
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