考え直してマルティン! アプリリアCEO、イギリスGP勝利で激烈アピール「ウチには勝てるマシンがある。一緒に勝ちたい」
アプリリアのマッシモ・リボラCEOはMotoGPイギリスGPでマルコ・ベッツェッキが挙げた勝利を、離脱が噂されるホルヘ・マルティンに対する強力なメッセージとして活用している。
Massimo Rivola, Aprilia Racing CEO
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第7戦イギリスGP決勝では、アプリリアのマルコ・ベッツェッキが勝利。アプリリアはこの白星を、離脱の噂があるホルヘ・マルティンに対するアピールに活用している。
イギリスGP決勝は赤旗中断による仕切り直しが発生したあと、ポールポジションスタートのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が独走。その後ろに2番手には9番グリッドから追い上げたベッツェッキが続く形となった。
クアルタラロの独走勝利かと思われたが、レース中盤にマシントラブルが発生しリタイア……ベッツェッキが首位に浮上し以降はライバルを突き放してアプリリアに今季初勝利を持ち帰った。
アプリリア・レーシングCEOのマッシモ・リボラは、この勝利を怪我で欠場中のホルヘ・マルティンに対するアピールに早速活用した。というのも、現在マルティンは加入したばかりのアプリリアから早期離脱を希望しているという情報がパドックを騒がせているからだ。
アプリリアとしては”勝てる”マシンがあるというのは、離脱阻止に良いアピールになるはずだ。
「ホルヘには我々には彼も勝てるバイクがあるというメッセージを送りたい」
リボラはそう語る。
「ファクトリーは懸命に作業している。我々のメッセージは、このバイクが勝利に向けて準備はできているというものだ。我々もホルヘと共に勝利したいと思っているし、両手を広げて彼を待っている」
Jorge Martin, Aprilia Racing Team
Photo by: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images
「これほどの不運に見舞われてしまっているライダーが置かれている状況は、我々としても理解の難しいモノだ。我々は彼の置かれている状況を最大限リスペクトしなくてはならないし、我々は彼がいるべき場所だと分かってもらえるように、あらゆる手を尽くしていく」
「非常に困難な時期だったよ。ホルヘに起きた出来事もあり、序盤は運に恵まれなさすぎた」
「ノアーレのファクトリーで、我々は良い仕事をしてきたと思っているが、それを示すことができていなかったんだ。この勝利が我々には必要だった」
なおマルティンは離脱意思が報道されて以来、この件について直接的に語ることは無かったが、最近SNSへの投稿でほんの少しだけ沈黙を破った。そこにはこう記されている。
「トレーニングに復帰できて嬉しいし感謝している。近い内に、僕側の言い分を伝えたい」
「僕としては本当にタフな数週間だった。僕のことを支えてくれている皆、ありがとう! イギリスGPを楽しんで!」
そんなマルティンの投稿だったが、イギリスGPを最も楽しんだのはチームメイトのベッツェッキだったというのは、皮肉なことだろう。開幕からマルティンを欠く中、ベッツェッキは文句一つ言わずマシン開発に取り組んできた。
「悲しい時期もあったけど、これが僕らの努力の結果だよ」
ベッツェッキはそうイギリスGPの勝利を表現した。
「ファクトリー全体が誇りに思うべきだ。彼らにとっても簡単な時期じゃなかったんだ。世界チャンピオンで“メインライダー”のホルヘが負傷してしまったんだからね」
「僕としては、彼らにふさわしい結果を出せるようにただ全力を尽くしてきたんだ」
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