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ビニャーレス、カタルニアGPでMotoGP復帰。回復は順調で「筋力は十分だ」

テック3・KTMのマーベリック・ビニャーレスがMotoGPカタルニアGPで復帰。術後から現在の状況について語った。

Maverick Vinales, Red Bull KTM Tech 3

 MotoGP第6戦カタルニアGPでは、負傷欠場が続いていたマーベリック・ビニャーレス(テック3)が復帰する。身体的な回復は順調だという。

 ビニャーレスは2025年シーズンにクラッシュした際、左肩を負傷。2026年シーズンに向けて完治したかと思われていたが、患部のネジが破損したことが彼の体調に悪影響を及ぼしていた。

 その結果、第3戦アメリカズGPの初日FP1をもってレースを欠場し、手術を受けることになった。

 第6戦でようやく復帰することになったビニャーレス。手術を受ける判断は正しいものだったと振り返っているが、復帰にあたっては回復は順調だが100%のコンディションではないとも認めた。

「チームメイトが好調なのを見ていると、ソファに座っているのは辛い時間だったよ」と、ビニャーレスは言う。

「でも2回目の手術を受ける決断は良いモノだったと思う。本当に必要だったんだ。ネジを除去して、関節を綺麗にするのは必須のことだった。もし手術を今していなくても、夏に受ける必要があっただろうね。だから今するのがいいタイミングだったんだ」

「この3週間はレッドブルAPCセンターで過ごしていた時間がほとんどだった。回復に専念して、筋力を回復させようとしてきたんだ」

 そして、筋力の回復状態についてはこう続けた。

「かなり回復したよ。正直に言ってね。ただ、筋肉が少し伸びてしまっている所がある。これは(治療のために)機械を使う必要があって、それで筋肉がダメージを受けてしまったからで、回復には時間がかかるんだ」

「とはいっても、筋力は十分に感じられているよ」

Maverick Vinales, Red Bull KTM Tech 3

Maverick Vinales, Red Bull KTM Tech 3

Photo by: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images

 ビニャーレスは手術を受けたことで、体調は以前よりもずっと良くなったと語る。ただ、まだ制限を受ける部分もあるという。

 クラッシュ後からすると、今は体調が最高なのではないかと尋ねられたビニャーレスは「可動性の面ではそうだね」と答えた。

「パワーという面では、冬の間にたくさんトレーニングしてきた。もちろん肩の自然な力は、以前よりも強くなっている」

「ただ胸部や背中は、まだ十分な負荷をかけられていない。そこは冬の間よりも少し劣っているかな。だけどバイクのライディングには十分だ」

「これから求められるのは、弱点がドコにあるのかを見極めて対処していくことだ」

「以前は常に何かしら制限を感じていた。バイクに乗ると妙なフィーリングだったりね。でも今はそういうこともない」

 なおビニャーレスは今回の負傷による不調から、2027年シーズンに向けたシート争いにも影響が出てしまった。

 当初は2027年のKTMファクトリーチーム昇格候補に見込まれていたが、序盤戦の不調と離脱によって、KTMはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(現VR46)を獲得したと見られている。

 その結果ビニャーレスが2027年以降もMotoGPにとどまるためには、テック3残留が唯一の選択肢となってしまった。

 ビニャーレスは来年もKTMでレースを続けるためには、できる限り早く完全回復することが大事だと強調した。

「僕の状況としては、まだ契約が1年残っている。そしてKTMには契約延長の権利がある」

「様子を見るしかない。もちろん、僕たちの最大の目標は、KTM側にとってもそうだけど、僕が回復できるかを見ることだ。もし回復できなければ、たとえ世界最高のライダーだったとしても、シートは得られないかもしれない」

「これがビジネスであり、これがレースなんだ。でも回復できれば、話はまた別だ」

「KTMとの関係は本当に良好だ。特にアキ・アヨ(KTMチームマネージャー)とはね。彼らは僕に何ができるかをはっきりと理解している。毎日データを見ているんだ。

「でも今の僕は負傷している。僕は“競走馬”だけど、ケガをしていたら“美しく見せる”ことなんてできない。やるべきことは、努力して回復することだ。回復して初めて、僕は『今だ』という力を得られる」

「でも今みたいな状態では……2週間前なんて、腕をこんなふうに上げることすらできなかった。もしこのままだったら、彼らも『別のプランを考えなければならないかもしれない』と言うだろう」

「でもそれはいたって普通の話だし、理解できる。今は努力して復活し、そして昨年やってみせたように、戦えることを証明するときなんだ」

「だから、僕のプランは回復して100%の状態で走ることにある」

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