「2021年のドゥカティは最高のドゥカティ」2連勝のミラー、チームの努力称賛
ジャック・ミラーは2021年のドゥカティ・デスモセディチGPについて、これまでのマシンで最高の仕上がりだと考えている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2021年のMotoGPは既に5レースを終えているが、その勝利はヤマハとドゥカティの2メーカーで分け合っている。開幕3戦はヤマハが、そして第4戦と第5戦はドゥカティの勝利だ。
ドゥカティは表彰台も多数獲得。最新型マシンを使用する4人のライダーで、5度の表彰台をマークしている。
そのドゥカティの2勝を挙げたジャック・ミラーは、今シーズンのマシンであるデスモセディチGP21は、これまでで最高のマシンになっていると感じている様子だ。
「これまでで最高のドゥカティなのは確かだと思う」
2018年からドゥカティのマシンに乗るミラーは、そう語る。
「ファクトリーの努力がついに実ったんだと思う」
「何年にも渡って、彼らはここにたどり着くための努力をしてきていて、それが示されている」
「僕としては、ドゥカティは一番ハードに作業をしてきたメーカーだと思う。チームには本当に満足しているしその努力は誇らしい。彼らの尽力の後に、こうした結果をもたらすことができたのも嬉しく思うよ」
「エンジニア達、そしてジジ(ダッリーニャ/ゼネラルマネージャー)や他のすべてのスタッフは僕たちのために不断の努力をしてくれている、そうした人に恵まれて本当に幸運だった」
「だからこうした結果で彼らにお返しをできて凄く幸いだ」
ミラーは今シーズン、念願のファクトリーチームに昇格。しかし開幕2連戦は9位、第3戦はクラッシュと厳しい滑り出しとなってしまったことで、批判も受けた。
そこから第4戦スペインGPで2016年のMotoGP初勝利から5年ぶりの優勝を得て、連勝を記録したミラー。彼は今では勝利について考えることは少なくなったと感じている。
「最初の勝利は5年も前のことで、僕は待つ必要があった」
「でもそうした“日照り”も破ったように感じている。少なくとも今、勝利について考えすぎていないのは確かだ」
「単なる2レースなんだ。今回は難しいコンディションだったけど、それを上手く利用することができた」
「現時点では僕はドゥカティで唯一勝ち星がある。初勝利が一番難しいんだ。でもペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ/チームメイト)は素晴らしい速さを示しているし、初勝利を獲れると確信している。ヨハン(ザルコ/プラマック)も同じだと思う」
「ただチャンスがたくさん転がっているわけじゃない。ヤマハ勢は開幕3戦を勝っていて、僕が次の2戦だ。だからみんなが皆チャンスを持っているわけじゃないんだ」
ドゥカティはMotoGPへの参戦を開始して以来、ライダータイトルを獲得した経験はケーシー・ストーナーを起用した2007年の1度のみ。近年はアンドレア・ドヴィツィオーゾが2017〜19年シーズンにかけて3年連続の2位を獲得しているが、再びタイトルを獲得するには届いていない。
2021シーズン、5戦を終えた段階でドゥカティはバニャイヤが首位から1ポイント差の2番手、ミラーが16ポイント差の4番手につけている。
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