ジャック・ミラー「ドゥカティのファクトリー起用が正しかったと証明」前半戦は2勝挙げランク5番手
ジャック・ミラーは、2021シーズンにドゥカティがチームのラインナップを一新させたことが正しかったと、前半戦で証明してきたと考えている。

MotoGP2021年シーズン、ドゥカティはライダーラインナップを一新。ジャック・ミラーとフランチェスコ・バニャイヤという若手コンビへ変更した。
ファクトリーチームへの昇格を果たし、前半戦9レースを終えたミラーは、チームの選択が正しかったことを証明できていると考えているようだ。
シーズン前半の戦いで、ミラーは2016年以来となる勝利を第4戦スペインGPで記録。さらに続くフランスGPで連勝を果たしている。バニャイヤも開幕4戦中3戦で表彰台を獲得する活躍を見せている。
ミラーは、“真の評価”はシーズン終盤に行なわれるものだと認めつつ、自身とバニャイヤの示してきた結果が、2021年にチーム再編を決定したドゥカティに間違いがなかったと証明できるモノだという考えを示した。なお、ミラーとバニャイヤは既に2022年もドゥカティに留まることが決まっている。
motorsport.comから、ドゥカティのラインアップ一新という決断が正しかったと証明するに十分な成果を上げてきたか、と聞かれたミラーは「そう思う」と答えて次のように続けた。
「彼らもある程度の評価を得てきていると思う。だけど真の評価は年の瀬になるだろう」
「細かく見て“もっと良くできた”とか何とかいう人も居るだろう。でも結局、既に決定は下されていて、僕らはレースをしている。もうその決定をなかったことにはできない」
「いやもちろん、僕とペッコ(バニャイヤ)はいい仕事をしていると思う。特にペッコはとても一貫性がある。僕もベストな仕事をしようと最善を尽くしている」
「チーム、そしてメーカーに対していい仕事をしていると思う。メーカータイトルの争いで、僕らは良い位置にいるし、ライダーズタイトルでもそうだ」
ドゥカティは昨年コンストラクターズタイトルを獲得。今シーズンも前半戦を終えてトップのヤマハから17ポイント差の2番手につけている。
ライダーズタイトルの面では、ミラーは開幕3戦で9位2回、リタイア1回と低調だったこともあり、トップのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)からは56ポイント差と多少離されてしまった。ただミラーは後半戦ではいい仕事ができると自信を持っているようだ。
「僕らは2勝しているし、モンメロ(カタルニア)では表彰台も獲得したのは誇らしい。ただ開幕から数戦は理想的じゃなかった。言うまでもなくアッセン(オランダ)でのクラッシュも不必要なものだった」
「でも終わったことで、それを変えることはできない。変えられるのは先のこと、シーズン後半戦のことだけだ」
「それに後半戦には結構自信がある。僕やドゥカティにとって好ましいコースがいくつもあるんだ。だからいい仕事ができると思ってる」
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