王座目指すミラー、昨年躍進のモルビデリに「倒すべきライダーだ」と警戒
今季ドゥカティファクトリーチームに加わったジャック・ミラー。彼は今シーズンの指標となるライダーはペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリだと考えている。
写真:: Ducati Corse
MotoGP2021年シーズン、ジャック・ミラーはドゥカティファクトリーチームへ昇格。チーム首脳からはタイトル獲得の期待がかかっているが、彼は今季の目指すべきライダーはペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリだと考えている。
モルビデリは昨年、第4戦チェコGPで初表彰台を獲得。さらに第7戦サンマリノGPでキャリア初優勝を果たすと、後半戦にかけて好調を維持し、計3勝を記録し、ランキング2位となった。チームメイトのファビオ・クアルタラロも同じく3勝を記録しているが、ランキングでは8位。大きな差が生まれた背景にはモルビデリの安定性にあった。
「ジョアン(ミル/スズキ)はチャンピオンだ。誰も彼がそうなるとは予想していなかったけど、彼はそれをやった。だから彼のことを頭数に入れないなんてことはない。彼は素晴らしい仕事をしたんだ」
ミラーはそう語る。ただ彼はこう付け加えてもいる。
「だけど昨シーズン後半戦を考えたなら、倒すべきライダーはモルビデリだろう」
「唯一疑うべきところがあるとすれば、それは彼が今年も進化はない、型落ちのマシンに乗るだろうという点だ。不思議に思えるけどね。それからもちろんファビオやマーベリック(ビニャーレス)のようなライダーも無視はできないね」
2021年シーズンでMotoGPクラス7年目を迎えるミラー。彼はファクトリーチームで迎える新シーズンは表彰台争いの常連となり、タイトル争いをしたいと語る。
「(ファクトリーチームでの)主な違いは周りで働いている人の人数だろうと思う。目標はレースで勝利すること、できるだけ多くの表彰台を獲得すること。それと当然タイトル争いの候補に入りたいというのもある」
なおミラーは昨シーズン終了後に、右足の感染症の手術を計2回受けている。そのこともあり、現在右腕骨折の手術からの復帰を目指しているマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)にはシンパシーを感じているようだ。
「マルクにメッセージを送ったんだ。『自分たちは同じ状況だな』って。マルクはチャンピオンシップ全体から恋しく思われているけれどね」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments