ジャック・ミラー、開幕戦9位は「望んだポジションじゃない」と不満。レース後半でタイヤに苦戦

ドゥカティのジャック・ミラーは2021年MotoGP開幕戦カタールGPの決勝終盤に、リヤグリップの問題にぶつかってしまったことで、表彰台争いから9位へと転落してしまったと説明した。

ジャック・ミラー、開幕戦9位は「望んだポジションじゃない」と不満。レース後半でタイヤに苦戦

 ロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれた2021年のMotoGP開幕戦カタールGP。その決勝レースはヤマハのマーベリック・ビニャーレスが制したが、2位にはフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、3位にはヨハン・ザルコ(プラマック)とドゥカティ勢が強さを見せたレースでもあった。

 特にバニャイヤは予選でレコードを大幅に更新する速さでポールポジションを獲得しており、レース中盤までは先頭を引っ張るなど好調を示していた。

 チームメイトのジャック・ミラーも予選では5番手とまずまずの好位置を確保。レースが始まると先頭集団で表彰台を争っていた。しかし彼は中盤以降にポジションを落としてしまい、最終的に9位とバニャイヤからは大きく離れた位置でレースを終えた。

 ミラーはレース中盤にプッシュを開始しようとした際に、リヤタイヤのグリップが低下していたことで、思うような追い上げができなかったようだ。また今回のレースでは風が強いコンディションとなっていたが、ミラーはその点に関しては問題だったとは考えていない。

「風が理想的な状況でなかったのは確かだけど、それは誰にとっても同じだ」と、ミラーは言う。

「午後(の風)は最悪というほどじゃなかった。でも快適でもなかったね」

「(レースでは)良いスタートを切れて、思うようにプッシュすることができた、序盤はそんなにハードにプッシュしすぎてはいなかったよ。それで12〜14周あたりでビニャーレスが後方から迫ってきたときに『よし、今がペースの上げ時だ』と思ったんだ」

「それでペースを1分55秒前半へと上げて、数周走ることができた。でもそれで“ドカン”だ。壁にぶち当たってしまってコーナー中盤でリヤを失い始めてしまった」

「序盤にはタイヤをマネジメントしようとしていたんだけど、それがあまり機能していないようだ。だから自分のしていること、他のライダーのしていることを理解していく必要があるね。今シーズン最初のレースだ。ここから始めていくよ」

 ミラーは9位でフィニッシュしたことについては、何の結果も残せないことよりはマシだったと認める。しかしファクトリーチームのライダーとして望むような結果ではないと語った。

「今僕はファクトリーチームにいるんだ。9位というポジションは望んだものじゃない。でもそれが今日僕らに配られたカードだったんだ」

「ゼロポイントよりかは良い。9ポイントでもゼロよりは良いんだ。でも今日起こったことを理解して、来週に向けて取り組んでいかなくちゃいけない」

「7日後にここでもうひとレースある。だから分析して作業をするんだ。確かに風のある中でのレースは少し妙だったけど、少なくともレースの半分は勝利や表彰台を戦えるパッケージを、手にしていると感じていたんだ」

「焦ってはいない。(勝者からは)7秒離れている。だから僕らはこの7日間で7秒を見つけ出す必要がある。単純な話だ」

 なおバニャイヤもレース後半では一時は表彰台圏外に追いやられてしまったが、彼は最終ラップの最終コーナー立ち上がりからの加速でジョアン・ミル(スズキ)をフィニッシュライン手前でオーバーテイク。3位を勝ち取った。

 バニャイヤはレース後、ファクトリーチームでのキャリアを始めるに当たって、リスクを多く冒したと語った。

「僕は最終ラップで多くのリスクを冒した。こうしたレースでは表彰台無しでは満足できないからね」

「だからすごくプッシュして、リスクを負ってヨハンとジョアンを追ったんだ」

「ジョアンが最終コーナーでワイドに膨らんだのを見たとき、僕は予選で出したファステストラップよりも完璧にコーナーを出ていこうとした。彼を追い抜かない、なんてことはあり得なかった。僕らのバイクは強力で、こうしたコーナー脱出で追い抜けないわけはなかった」

 

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この記事について

シリーズ MotoGP
イベント カタールGP
ドライバー ジャック ミラー
執筆者 Lewis Duncan