ジャック・ミラー、ヤマハと契約し2025年プラマック加入が発表。今季限りでMotoGP離脱の危機から一転残留へ

ヤマハはジャック・ミラーと契約を結び、2025年シーズンをプラマックから戦うことを発表した。

Jack Miller, Red Bull KTM Factory Racing

 9月19日、MotoGPに参戦するヤマハはジャック・ミラーと契約し、2025年にプラマック所属となることを発表した。

 ミラーは今シーズンがKTMでの2年目となっているが、今季序盤にそのシートを喪失することが決まってしまった。他チームのシートも埋まりつつある中、彼は今季限りでMotoGPを去る可能性があった。

 ただ2025年からヤマハのサテライトチームとなるプラマックに参加するという情報もあり、ミラーの今後はヤマハが若手を採用するか、それともベテランを起用するかの選択にかかっていた。

 そしてミラーのマネージャーであるアキ・アヨと、MotoGPの商業部門の責任者であるダン・ロッソモンドとの話し合いが持たれたことでミラーに有利な展開へ進むことになり、最終的にヤマハ陣営加入が決まった。

 なおミラーのプラマック入りが決まったことで、MotoGPクラスの2025年シーズンのライダーラインアップは全22名が確定した。

 ミラーとの契約締結にあたり、ヤマハのマネージングディレクターを務めるリン・ジャービスは次のようにコメントした。

「ジャックをプラマック・レーシングのラインアップに迎えることを発表でき、嬉しく思う。彼のヤマハMotoGPグループへの加入を心から歓迎する」

「MotoGPクラスでの10年、3つの異なるメーカーでの経験を持つジャックは、ヤマハにとって貴重な戦力となるだろう。彼のスピードや知識、仕事への情熱、チームスピリットは、2025年、そしてそれ以降にバイクのパフォーマンスを向上させていく我々の計画とプロジェクトにとって、非常に貴重なものになるだろう」

「ヤマハはあらゆる方法で彼をサポートしていく」

 

前の記事 アジア戦控えるMotoGP、輸送する方も……戦いだ! ミサノからインドネシア連戦に向けた運営ドルナの努力
次の記事 マルケス&バニャイヤ、2025年のマネジメント危惧の声も「自信ある。完璧な1年を期待」とドゥカティボス

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

エディション

日本 日本