ジャック・ミラー、フランスGPは不運なリタイア。雨でトラブル抱えたバイクに乗り換え
ジャック・ミラーはMotoGPフランスGPでのリタイア原因がエンジントラブルだったと明かし、レーススタート以前からそれを予想していたと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第10戦フランスGPで、プラマックのジャック・ミラーは2番グリッドを獲得し、オープニングラップをリードするなど好調な走りを見せていた。
ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)に先頭こそ奪われたものの、その後もミラーはトップ争いを続けた。しかし19周目、彼はマシントラブルによってリタイアせざるを得なかった。ピットに戻ったミラーはトラブルによって好結果をフイにしたことに怒りを顕にしていた。
ミラーが自身のSNSでレースについて報告を行なったところによると、彼はスタート前に雨が降り出してしまったことで、エンジンに懸念のあったマシンでの出走を余儀なくされたのだという。
「逃した魚は大きかった」と、彼は記している。
「僕らはウォームアップでエンジンに問題が出てしまっていた。だからレースに向けてはセカンドバイクに交換していたんだ」
「だけどスタート直前に雨が降ってきた。それで僕らはウエット用のセットアップにしてある(エンジンに懸念のあった)オリジナルのマシンに戻さざるを得なかった」
「何も治す時間はなかった。だからただ祈るしか無かったんだ。でも避けられなかった」
「そんな日もある……次はアラゴンだけど、そこで何ができるか見てみよう!」
2020年シーズンにおける彼のリタイアはこれで3回目。ランキング首位のファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)からは40ポイント差をつけられており、タイトル争いからは脱落してしまった感がある。
ミラーのリタイアといえば、エミリア・ロマーニャGPで捨てバイザーをマシンが吸い込んだことによるトラブルが記憶に新しい。
彼は原因となったクアルタラロの捨てバイザーを、両者のサイン入りでチャリティーオークションへ出品していたが、最終的に4250£(約58万円)の値で落札されている。
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