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ジャック・ミラー、新たな挑戦KTM移籍から早くも結果。3メーカー優勝は近い?

ジャック・ミラーはMotoGPスペインGPでスプリント・決勝ともに表彰台を獲得。好調な走りを見せているが、今シーズンのKTM移籍を経て、走りを楽しんでいると語った。

Jack Miller, Red Bull KTM Factory Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第4戦スペインGPでジャック・ミラーはKTM移籍後初となる表彰台を獲得。早くもKTMへの適応を示しているが、彼はドゥカティからの移籍を楽しめていると語った。

 ドゥカティ陣営でのファクトリーチームのシートを昨年限りで失ったミラーは、サテライトチームであるプラマックのシートを蹴って、KTMへの移籍を選択した。

 今シーズンが始まる前は、KTMが厳しい状況にあるのではないかという見方もあったが、第4戦スペインGPではスプリントレース、決勝レースの両レースでミラー、そしてチームメイトのブラッド・ビンダーによるダブル表彰台を達成する結果を残してみせた。

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 ミラーはシーズン序盤に、自身が「グリッド上で最も疑われているライダーだ」と語っていた。スペインGPでKTM移籍後初表彰台を獲得した後、再びその話題に触れられると、彼はKTM移籍を決めた理由について口を開き、“新たな挑戦”を求めていたと話した。

 批評家が間違っていることを再び証明したことについてどう思うか聞かれたミラーは「楽しんでるよ」と答え、次のように続けた。

「僕はこの仕事が大好きなんだ。MotoGPでは多くのライダーが自分らのバイクについて、いかに他のメーカーが優れているか文句をよく言っているだろう」

「本当にそう思うなら、出ていってみればいい。難しいことじゃない。僕は今いる場所に留まるつもりがなかったし、そこでは快適に感じられていなかったから、新しい挑戦がしたかったんだ」

「それはリスクを負うということだ。ビジネスの世界では、常にそうだ。後で泣きを見ることもあるだろう。でも僕は一緒に働いている人と自分のことを信じている」

「僕らはリスクを冒したけど、それが報われたときはとても気分がいい。チャンスを与えてくれたKTMには感謝しきれないし、僕のことを疑っていた人にもありがとうと言いたいね」

「去年あれだけ多くのライダーが不満を言っていたバイクで、2台が表彰台を獲得するなんて、今のポジションはどこなんだろうね?」

 KTMへの適応を進めるミラーがこの先勝利まで収めた場合、MotoGPクラスとなって以来初めての3メーカーで勝利を収めたライダーとなる可能性がある。

 KTMでの勝利に向け何が必要かと尋ねられたミラーは「ちょうどその時だ」と答えている。

「僕らには良いパッケージがあるし、その時だよ」

「今回はまだ4戦目で、ゆっくりだけど確実に前進している。僕らにとって良いコースが来るだろうことも間違いない。あとは時間だけだ」

 
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